峰島選手(左)のタックルを受ける、児童代表の小学生(撮影:BBM。学校の承諾を得て掲載しています) 7月13日、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、パラリンピック種目「ウィルチェアーラグビー」の羽賀理之選手、峰島靖選手が大原小学…

峰島選手(左)のタックルを受ける、児童代表の小学生(撮影:BBM。学校の承諾を得て掲載しています)

 7月13日、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、パラリンピック種目「ウィルチェアーラグビー」の羽賀理之選手、峰島靖選手が大原小学校(東京都品川区)で体験授業を行なった。

 1年生から3年生(約140人)、4年生から6年生(約130人)の2グループに分かれての1時間ずつの授業は、選手自身の講話と実技、そして児童たちの競技体験までが行われ、子どもたちも熱心に取り組んだ。

 競技用の車いすの説明、ルール、銅メダルを獲得したリオパラリンピック(2016年)などのレクチャーにあたったのは、小学校のご近所企業でもある『SMK㈱』所属の羽賀選手。

 子どもたちにこんなふうに呼びかけた。

「皆さん、車いすの人を街で見かけると、『かわいそうだな』『たいへんそうだな』と、思ったことはありますか。そうですね。確かに不便なのですが、僕たちは、自分のことを『かわいそう』とは思っていません」

「ウィルチェアーラグビーは4人対4人で行ないます。選手個々の障がいの重さによってポイントがつけられていて(障がいが軽いほど高い)、チームの合計ポイントは制限されています。この競技では、障がいの重い選手こそがキーマンになるのです。また、障がいの状況にもそれぞれに幅がある。互いの違いを認め合って、初めてチームとして力が発揮できる。それが、このラグビーのいいところだと僕は考えています」

 実技では、実際に車いすに乗った子どもたちに、峰島選手がタックルする「タックル体験」も無事終了。安全に配慮し峰島選手は絶妙の力加減でタックルしていたが、車いす同士がぶつかる激しい音に、どよめきと歓声が上がった。

 SMK㈱など選手所属企業では、今後も積極的にこうした地域活動を展開していく構え。羽賀選手の情報は、ほぼ毎日、下記SNSなどで発信されている。

Facebook https://www.facebook.com/massasmk
ブログ   https://smk.tokyo/
Twitter   https://twitter.com/smkkoho


羽賀選手のサポートを受け車いすを操る小学生。まっすぐ進むのも難しい!