メキシコ合衆国メキシコシティでIFAF第5回U19世界選手権大会が開幕した。U19日本代表は現地14日にメキシコ代表と対戦。前半は6対3とリードしたが後半逆転を喫し、14対31の敗戦となった。

前半は守備が奮闘した。自陣44ヤードから始まった最初の攻撃に対し、U19日本代表はDL光本周平(早大)やLB小西憂(桃山)の好タックルでランを阻止したが、QBヘルナンデス・アヨン・セバスチャンのパスに前進を許し、ゴール前9ヤードまで迫られた。しかし、LB大沢海生(日大)のロスタックルにより、このシリーズをFGの失点のみに食い止めた。

日本代表の反撃は前半終了2分47秒前、自陣23ヤードからの攻撃機会だった。QB平尾からWR嘉本健太郎(明大)への21ヤードパスを足がかりに敵陣に侵攻すると、TE水谷蓮(高槻)へのパスで敵陣27ヤードまで前進。直後の第1ダウンでTE水谷がパスを捕球。メキシコ守備のタックルを受けながらエンドゾーン左隅に体をねじ込んでTD。TFPは失敗したが、前半終了1分前に6対3と逆転。リードしての折返しに成功した。

しかし、メキシコは自陣18ヤードから始まった後半最初の攻撃機会に、RBフルタード・カスティーロ・フリオが56ヤード独走TDで再逆転。さらに第3Q残り2分9秒には、QBヘルナンデスからRBブリティネス・ガッティレス・マルコ・アントニオへのプレーアクションによるTDパスで加点を許し、6対17とリードを広げられた。

U19日本代表は自陣35ヤードから始まった直後の攻撃機会にQB野沢研(立命)を投入。WR吉田亮雅(立教)、WR糸川幹人(箕面自由)に続けてパスをヒットし、またたく間に敵陣14ヤードに侵攻。RB柴田健人(日大)のカウンターで14ヤードTDランをあげた。2点コンバージョンを狙ったTFPは、野沢からTE水谷へのパスが成功。14対17と3点差に迫った。しかし、前半からタックルミスをパシュートでなんとかフォローしていた守備は、後半に入ってからブリッツを多用したが、ボールキャリアを仕留めきることができずに2TDを許し、14対31で試合終了となった。

ゲームMVPにはメキシコRBフルタードと、4回捕球58ヤード1TDのTE水谷が選出された。

「前半は水谷へのパスで攻めるプラン通りの展開にできました。後半になり、メキシコの守備がブリッツに入る人数を増やしてきたことに対応できませんでした。決めなければいけないパスを何度か決めることができませんでしたし、判断が遅くなり投げ捨てられる状況でQBサックになってしまったことは、次のカナダ戦までに改善しなければと思っています。カナダ戦は自分たちがやってきた緻密なフットボールを信じてやれば勝機をつかめるはず。個人としても今日試合をしてわかった課題をカナダ戦までに潰していきます」

試合を振り返ったQB平尾は、次戦のカナダ戦に向けて気持ちを切り替えていた。

U19日本代表は現地7月18日14時(日本時間19日午前4時)のカナダ戦に臨む。U19日本代表とカナダの対戦は3回目。第1回、第2回大会の対戦はいずれも惜敗を喫しているだけに、雪辱を果たさねばならない相手である。