7月12日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会10日目。車いす男子シングルス準々決勝で、第1シードの国枝慎吾(日本/ユニクロ)がグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に4-6、6-3、5-7で敗れた。試合時間は2時間16分。

国枝は車いすテニスの世界で圧倒的な戦績を誇り、2018年すでに「全豪オープン」と「全仏オープン」のシングルスで優勝している。対戦相手のフェルナンデスはガッツ溢れるプレーで観客を大いに魅了する選手。6月の「全仏オープン」決勝戦で戦った両者が初戦から顔を合わせることとなった。

試合は国枝のサービスゲームから始まった。第1ゲームで国枝はいきなりフェルナンデスにラブゲームでブレークを許すが、第4ゲームでブレークバックし2-2に。しかし第9ゲームで再びブレークを喫し、続く第10ゲームもキープされ国枝は第1セットを落とした。

続く第2セット、第4ゲームで国枝が先にブレーク。直後にブレークバックされるも、国枝はもう1度ブレークに成功しセットを取り返す。

そして第3セット、互いにキープが続き第6ゲームで国枝はブレークされる。その後ブレークバックするものの、5-6で迎えた国枝のサービスゲームで再びブレークされ勝利を逃した。グランドスラムのシングルスで22個のタイトルを持つ国枝。唯一タイトルを獲得していない「ウィンブルドン」で初優勝の期待がかかっていたが、残念ながら初戦敗退となった。

試合を振り返って国枝は「(芝は)バウンドが毎回同じではないので、そのへんでこちらが振り切れない場面がしばしば出てしまった。テニスをやっていく中で課題を突きつけられた今大会でした」と語った。

また、「ウィンブルドン」で車いすテニスのシングルスが行われるのは今大会が3年目で、20年前からやってほしかったという旨を苦笑いしながら話した国枝。しかし「モチベーション的には、取らずにはやめられないところでもある」「もし、ここで今年優勝したら、次に何を目指すのかということにもなる。その意味ではいいですかね」と国枝は前向きに語った。(テニスデイリー編集部)

※写真は初戦敗退となった国枝慎吾(2017年「ウィンブルドン」の時のもの)

(Photo by Moto Yoshimura/Getty Images)