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 ゴールで存在価値を証明し、道を切り開いてきた男がまたも大舞台でネットを揺らした。

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグ第2戦のセネガル戦。本田圭佑は投入されて6分後の後半33分、日本を救う同点ゴールを決めると敬礼ポーズでおどけた。「限界説」や「スポンサーへの忖度説」を一気に吹き飛ばす活躍。

長友「W杯に愛されている男」

 

 盟友・長友佑都の言葉が全てを象徴した。

「さすが、彼は持っている。W杯に愛されている男ですから」

 味方がつくったチャンス。大迫勇也が右からクロスを上げ、左のライン際で乾貴士が必死に追い付いて折り返した。中央では岡崎慎司がつぶれ役になる。フリーの本田の足元に転がってきたボールを、利き足の左で丁寧に捉えた。

 なぜ、プレッシャーのかかる大一番で輝くのか。勝負強さの源を問われると「逆にそれまだ気付いてないの、って感じですよね。ちゃんとパーソナリティを見て欲しい」と本田節で豪語した。

「サッカー人生で、サブに対してこれだけ前向きに考えられたことはなかった。」

 2010年南アフリカ大会はワントップ起用に応え、14年ブラジル大会はトップ下で攻撃の全権を任された。日本人初の3大会連続ゴールの偉業を果たしたが、今回ばかりは味が違う。

 初戦に続き、この日もベンチスタート。「サッカー人生で、サブに対してこれだけ前向きに考えられたことはなかった。それはW杯がそうさせてくれている」。ピッチに立つ味方には声をからして助言を送り、身を粉にしてチームに尽くす32歳の本田の姿がある。

 3大会とも、アフリカ勢から得点。驚異的な身体能力を誇る相手にも臆さない気持ちの強さがあってこその活躍だろう。

「次の試合もいい準備をして、よりいい試合ができるようにしたい」。

 2大会ぶりの決勝トーナメント進出はもう目の前だ。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]