今年秋に来日して日本代表と対戦することが決まっている世界ランキング1位のニュージーランド代表“オールブラックス”は、6月は地元でフランス代表と3試合を戦い、全勝でテストマッチシリーズを終えた。23日にダニーデンのフォーサイスバー・スタジアムでおこなわれた最終戦は、前半は競ったものの、後半の猛攻で49-14と圧倒した。
 オールブラックスは2009年からフランス戦14連勝(通算48勝12敗1分)となった。

 序盤はフランスが攻め続け、前半11分、負傷したSHモルガン・パラに代わって早めの出番となったSHバティスト・セランがトライを挙げ、先制した。
 しかしオールブラックスは15分、連続攻撃をFBベン・スミスがフィニッシュし、22分にはラインアウトから一気のドライビングモールで勝ち越した。

 27分にフランスが攻め込み、怪我から復活したCTBウェスレイ・フォファナが中央でディフェンスを破ってゴールラインを割り、14-14の同点となったが、31分、オールブラックスは敵陣深く中央のスクラムから、フラットパスをもらったSOダミアン・マッケンジーが鮮やかに抜け、21-14で折り返した。

 世界最強の黒衣軍は後半に強く、46分(後半6分)、ギャップを突いたSOマッケンジーがゴールへ駆け抜け、スタジアムを沸かせた。52分にはマッケンジーから内戻しのパスをもらったWTBリーコ・イオアネが鋭く防御網を切り裂いて追加点。スピードがある21歳のイオアネは58分にもトライゲッターとなり、64分にハットトリック達成で勝利を引き寄せた。

 北半球のフランス代表選手がオフに入る一方、オールブラックスは各所属チームに戻ってスーパーラグビーのクライマックスを戦い、再集合したあと、8月18日からは南半球の強豪4か国が競うザ・ラグビーチャンピオンシップで大会3連覇を目指す。