「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会13日目、車いすの部女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング1位の上地結衣(日本/エイベックス)が、3位のアニーク・ファンクォト(オランダ)と対戦。上地が6-…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会13日目、車いすの部女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング1位の上地結衣(日本/エイベックス)が、3位のアニーク・ファンクォト(オランダ)と対戦。上地が6-3、7-6(8)で勝利し、決勝進出を決めた。2年連続3回目の優勝を狙う上地は、決勝で第2シードのディーダ・デ グロート(オランダ)と対戦する。

準決勝後のインタビューで上地は「マッチポイントが何度もありましたけど、そこからの彼女らしいプレーにやられてしまって」「そこで集中力を切らさずに、自分も追いついて...最後のポイントは本当は納得のいくものではなかったですけれど粘って取ったポイントかなと思いますね」と試合を振り返った。

また、決勝で対戦するデ グロートは今年の「全豪オープン」決勝でストレートで敗れた相手。そのデ グロートについては「他の選手を寄せ付けない速さというか、ポジションに入ったときの球のスピードはどの選手よりも長けていると思うので、そこをいかにオフバランスにさせるとか、力の入らないところで無理やりもっていこうとさせるかというところだと思う」「しっかり自分のプレーができればそういう場面もたくさん作れると思うので、今日の立ち上がりのようにしっかりとやるべきことをやっていきたいと思います」と語った。

この決勝は、日本時間6月9日18時に始まる車いすの部男子シングルス決勝の後、開始予定となっている。(テニスデイリー編集部)※写真は決勝進出を決めた上地

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)