春季フレッシュリーグ
2018年6月7日(木)
神宮球場

今日の立大戦はシーソーゲームとなった。相手先発の小幡圭輔を崩せないまま迎えた4回に村田雄大(人2)のソロで先制するも5回に先発山下輝(英1)が適時二塁打を打たれ同点にされる。6回には羽根龍二(社2)、中村迅(営2)の適時打で追加点を挙げるも、6,7回でまたも同点に追いつかれる。同点の9回表に小谷敦己(文2)の犠飛で勝ち越しに成功しこれが決勝点。鈴木昭汰(キャ2)が試合を三者で締め、2勝目を手にした。

戦評

各地で真夏日を記録し、神宮球場にもじりじりと日差しが照りつける中、フレッシュリーグは4戦目を迎えた。現在、1勝1敗1分の法大は立大と対戦。法大の先発を務めたのは、フレッシュリーグ東大戦に続き、2度目の先発登板となった山下輝(営1)。初回から、140㌔台前半の威力のある直球でテンポよく相手を封じ込めていく。一方、立大先発の小幡圭輔も好投し、打者陣が三者凡退に倒れるなど、3回まで無得点に抑えられる。

試合が動いたのは4回表。1死から4番村田雄大(人2)が外角高めに入った直球を捉えると、打球は左翼手の頭上を越えてソロ本塁打に。貴重な先制点を奪うことに成功する。しかし立大も、5回裏に2番冨永魁が適時二塁打を放ち、すぐに同点に追いつかれてしまう。なおも走者を置くピンチとなるが、山下輝が粘投し、立大の反撃を1点に留めた。追加点が欲しい6回表。1死からまたも4番の村田が左中間へ二塁打を放ち、好機を作ると、続く5番羽根龍二(社2)の中越え適時二塁打で村田がホームに生還。

一時逆転の適時二塁打を放った羽根

6番中原輝也(人1)も中前安打でさらに走者を進めると、7番中村迅(営2)の中越え適時二塁打で1点追加。この回途中から登板した立大の浦大輝を打ち崩し、3-1と逆転に成功した。

2点リードで迎えた6回裏は、山下輝に代わって柏野智也(営2)が登板。だが、先頭打者に死球、続く打者にも四球を与えるなどピンチを招くと、8番竹葉章人の中前適時打で3-2と1点差に追いつかれてしまう。制球が定まらず本調子には見られない柏野。7回裏も続投するが、先頭打者への右前二塁打や、四球で走者を背負うと、5番中嶋瞭の中前適時打で3-3の同点に追いつかれてしまう。8回は両校とも無得点で終え、このまま終わらせるわけにはいかない最終回。先頭の7番中村迅が右前安打で出塁すると、フレッシュリーグ東大戦で本塁打を放った杉浦徹(営2)が代打として登場。中前安打でつなぎ、しっかりと役割を果たすと、9番代打小谷敦己(文2)の中犠飛で1点を追加し、土壇場で勝ち越しに成功。8回から柏野に代わり登板していた鈴木昭汰(キャ2)が、安定して9回も三者凡退に抑え、4-3で接戦をものにした。

投手陣が走者を背負うピンチの場面でも、失点を最小限に抑え、打者陣も打線のつながりで得点を重ね、何とか勝利を挙げた法大。明日の対戦相手は優勝が懸かる明大となるが、個々の力を存分に発揮し、有終の美を飾って欲しい。(大平佳奈)

 クローズアップ:鈴木昭汰

6回、7回と1点ずつ取られ同点となった8回。同点のまま最終の攻撃に勝利を託すべくマウンドに上がったのは、昨季リーグ戦で活躍を見せた鈴木昭汰(キャ2)だ。

今季もリーグ戦での登板が期待された鈴木だが、オフ期間に交錯時の軽いケガや不調が続き登板機会を得られず。ピッチングコーチなど周りの人の支えもあり調子は戻ってきたものの、神宮のマウンドはおろか試合の登板も久々となった。しかし、「今日はどの球種も良いところに決まった」と、球速こそ最高には達しなかったが、変化球を上手く落とし三振を取るなど、8回裏を三者凡退に抑える。全くブランクを感じさせない投球を披露した。

チームも鈴木の好投から流れをつかみ、9回表に代打の小谷敦己が犠飛を決め勝ち越し。その裏も鈴木は8回と同様に安定した投球を見せ3人で試合を締める。自身の復調をアピールしただけでなく、チームの勝利にも貢献した。

しかし、「(リーグ戦ではなく)ここに出ていることが悔しい」と語るように、フレッシュリーグでの活躍は鈴木にとって通過点。目指す舞台へは戻れていない。このフレッシュリーグでの活躍を足掛かりにし、期待の左腕は秋季リーグ戦での活躍を誓う。
(中西陽香)

鈴木 昭汰 投手

ー今日の試合を振り返って
リーグ戦も出てなくて、結果(春は)全然投げなかったので、これが久しぶりの登板でした。自分的には、(リーグ戦ではなく)ここに出ていることが悔しいんですけど、でも久しぶりにしては、まぁまぁ良かったかなと思います。

ー久々の登板となりましたが、登板機会のない間に取り組んだことなどはありますか
ピッチングコーチに見てもらいながらやっていたので、今日このような実戦でこのような結果になったのは良かったかなと思います。

ー同点の場面での登板でしたが、どのようにマウンドに上がりましたか 
試合が久々過ぎたので、正直ちょっと不安というのはあったんですけど、フワッとは入らないようにして。準備はいつもより念入りにして入りました。

ー2回を投げて2奪三振という投球の結果について
結果は結果なんですけど、やはり真っ直ぐの威力だったりとか、調子が戻ってきたというのが一番良かったかなと思います。今日が絶好調というわけではなかったので、今日以上に(球速も)速くなると思いますし、(復調の)自信にはなったかなと思います。

ー変化球も冴えていた印象です
変化球で三振もとれましたし、カウントもとれましたし、良かったかなと思います。

ー7回まで立大打線を見た上で気を付けた部分は
左(打者)が(好機を)作って、右(打者)が還すような打線だったので、やはり左を(塁に)出さないようにとは思っていました。もちろん右が良いというのもあるからこそ、左を警戒していました。

ー明日の明大戦で投げる機会があればどういう投球をしたいですか
正直明治の方が力は強いと思っているので、低めというか、真っ直ぐ・真っ直ぐ・変化、とか、変化・変化・真っ直ぐとか、そういった形を精度良く投げられたら良いかなと思います。

羽根 龍二 内野手

ー今日の試合を振り返って
終盤2点差で逆転してから、1点1点と点を取られて追いつかれ、三者凡退で悪い流れが続いていました。でも、最終回で先頭の(中村)迅が出て、良い形でつなぎ、犠飛で1点を取って勝ち切れたのは本当に収穫だと思います。

ー6回に逆転の適時二塁打を放ちました
緩い変化球だったのですが、その1球前に同じボールをファールにしていたので、しっかり捉えることができて良かったです。

ー9回には守備でも好プレーを見せました
普段のシートノックでも監督から厳しく言われていたところだったので、取れる自信もありましたし取れて良かったなと思いました。

ーこのチームの主将として心掛けていることは
このチームは個性的な2年生が多いので、自分を含めた全員が個性を良い方向に発揮できるように、選手たちが伸び伸びプレーすることを心掛けています。今日は良い雰囲気でできたかなと思います。

ー課題としては
1回で1点を取るのではなくて、2点3点とビッグイニングを作れるように、走塁のミスなどをもっと追求していきたいです。

ー明日の明大戦に向けて
明治には1年(のフレッシュリーグ)から、2回とも負けているので絶対に何としても勝ち切れるように頑張ります。

 村田 雄大 外野手

ー今日の試合を振り返って
まずは勝てたことが、チームとしては良かったです。流れとしては悪かったのですが、チームのみんなが勝ち越してくれたので、そこを収穫に明日も頑張りたいなと思います。

ー4回、本塁打で先制点を挙げました
芯に当たったので、入るとは思っていなくてびっくりしました。

ー今季の調子は
バッティングは去年よりは調子がいいのですが、まだムラがあるので秋までに調整していきたいなと思います。

ーこのチームの雰囲気は
自分たちは明るい雰囲気でやるのが良いと思うので、ベンチの中が盛り上がっていてすごく良いと思います。

ー明日の明大戦への意気込みを
相手は、(横浜高校時代の)同級生の公家(響)がおそらく4番で出てくると思うので、意識していないといったら嘘になりますが、まずは勝つことに集中してやっていきたいなと思います。

フォトギャラリー

東大戦に続き先発した山下輝
先制本塁打を放った村田は笑顔でベンチへ
3点目を挙げた中村迅
逆転打を放った羽根は塁上でガッツポーズ
3番手の鈴木
打線をつなぎ好機を作った杉浦
犠飛を放ち試合を決めた小谷
小谷(背番号5)を笑顔で迎え入れるベンチの選手たち