*写真は世界卓球2018イングランド戦の張本智和(JOCエリートアカデミー)<2018年5月29日〜6月3日 ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン (深セン)>2018年中国オープン 大会4日目 男子の結果5月29日から熱戦が続くI…

*写真は世界卓球2018イングランド戦の張本智和(JOCエリートアカデミー)
<2018年5月29日〜6月3日 ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン (深セン)>

2018年中国オープン 大会4日目 男子の結果

5月29日から熱戦が続くITTFワールドツアープラチナ中国オープンの大会4日目、6月1日は、シングルスで丹羽孝希(5月度世界ランキング9位・スヴェンソン)、張本智和(同10位・JOCエリートアカデミー)水谷隼(同13位・木下グループ)、松平健太(同14位)、大島祐哉(同37位・木下グループ)が男子シングルス決勝トーナメント1.2回戦に臨み、丹羽、水谷が接戦をものにし、準々決勝に進出した。

張本が元世界王者に圧勝するも2回戦で敗退

張本智和が元世界チャンピオンの張継科(中国)にストレートで勝利を飾り、またも世界を驚かせた。

張本は終始、張継科より1テンポ早い打球点で高速卓球を展開し、張継科に思い切り打つ余裕を与えなかった。張継科のバックハンドは数年前“世界一のバックハンド”との呼び声も高く、ピッチの早さと高い威力が恐れられていたが、今回の試合ではそのバックハンドを張本が張を上回るスピードのバックハンドカウンターを放っていた。

張継科が近年怪我に悩まされていたのは事実だが、2011,2013年世界選手権優勝、2011,2014年ワールドカップ優勝、2012年ロンドン五輪優勝という圧倒的なキャリアを持つ張にストレートで勝利できたことは張本にとっても大きな自信になるだろう。

しかし張本は、その後の決勝トーナメント2回戦で中国で伸び盛りとして注目される23歳の林高遠(同5位)にゲームカウント1-4で敗北し、決勝トーナメントから姿を消した。

一方、水谷隼は決勝トーナメント1回戦でドイツのフランチスカ(同27位)を相手にゲームカウント4-1で下し、2回戦では香港のエース、黄鎮廷(同7位)とのフルゲームの接戦をものにして、準々決勝に駒を進めた。準々決勝では張本を下した林高遠との対戦だ。

世界卓球では十分に実力を発揮できなかった丹羽も決勝トーナメント2回戦でピッチフォード(同58位・イングランド)にフルゲームで勝利し、準々決勝に進出を決めた。

また、ミックスダブルス準決勝では森薗政崇/伊藤美誠ペアが韓国の林鐘勲(同39位)/梁夏銀(同38位)にストレートで快勝し、決勝に進出した。決勝では中国の林高遠/陳幸同(同8位)ペアと対戦予定だ。

2018年中国オープン(大会4日目):主な日本男子選手の結果

男子シングルス

<決勝トーナメント1回戦>
水谷隼 4-1 フランチスカ(ドイツ)
11-8/6-11/11-4/11-8/11-3

張本智和 4-0 張継科(中国)
11-8/11-3/11-8/11-6

大島祐哉 1-4 李尚洙(韓国)
12-14/7-11/11-9/7-11/13-15

松平健太 3-4 王楚钦(中国)
10-12/6-11/7-11/11-9/11-8/8-11/11-4

<決勝トーナメント2回戦>
丹羽孝希 4-3 ピッチフォード(イングランド)
11-8/8-11/11-6/11-9/11-13/10-12/11-9

張本智和 1-4 林高遠(中国)
2-11/8-11/10-12/11-7/4-11

水谷隼 4-3 黄鎮廷(中国香港)
11-8/6-11/11-8/11-13/11-9/9-11/11-9

混合ダブルス

<準決勝>
森薗政崇/伊藤美誠 3-0 林鐘勲/梁夏銀(韓国)
11-7/12-10/11-5

2018年中国オープン:大会5日目男子初戦の組み合わせ

男子シングルス

<準々決勝>
水谷隼 vs 林高遠(中国)
丹羽孝希 vs 樊振東(中国)

混合ダブルス

<決勝>
森薗政崇/伊藤美誠 vs 林高遠/陳幸同(中国)

文:ラリーズ編集部
写真:千葉格