ヨハン“ラシー”・エラスマス ヘッドコーチが率いる新体制となって初陣を迎えた南アフリカ代表(世界ランキング6位)だが、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.にあるロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアムで現地時間6月2日、ウェールズ…
ヨハン“ラシー”・エラスマス ヘッドコーチが率いる新体制となって初陣を迎えた南アフリカ代表(世界ランキング6位)だが、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.にあるロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアムで現地時間6月2日、ウェールズ代表(同7位)と対戦し、20-22で敗れた。
来週から自国でイングランド代表(同3位)とのテストシリーズを控えているため、初キャップ13人(7人先発)を含む経験少ないメンバーでこの戦いに臨んだ南ア代表“スプリングボックス”。
前半はウェールズに2トライを奪われ、3-14で折り返したが、後半早々に代表デビューのWTBトラヴィズ・イスマイエルがインターセプトからゴールに持ち込み、流れを変えた。
その後、ウェールズがPGで7点差としたが、56分(後半16分)にCTBオーウェン・ワトキンがイエローカードをもらい、数的有利となった南アは2分後、ゴール前中央のスクラムから攻めたて、こちらも初キャップのWTBマカゾレ・マピンピが左隅にフィニッシュ。SOエルトン・ヤンキースがタッチライン近くからのコンバージョンキック成功で、17-17の同点に追いついた。
そして73分には、父と双子の弟たちに続き親子4人目のスプリングボックとなった途中出場SOロバート・デュプレアがPGを決め、南アが勝ち越す。
しかしウェールズはその1分後、敵陣インゴールでデュプレアにプレッシャーをかけ、SHトモス・ウィリアムズがキックチャージ、転がったボールをHOライアン・イライアスが押さえ逆転し、これが決勝点となった。
新指揮官に初勝利をプレゼントしたい南ア代表は、6月9日からイングランド代表と3試合を戦う。
勝ったウェールズ代表はアルゼンチンに遠征し、同国代表との2連戦に臨む。
※ Elton Jantjies については、これまで「エルトン・ヤンチース」と表記していましたが、正確な発音を確認して修正し、弊サイトでは今後「ヤンキース」と表記します。