「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)が対戦。第1セットは6(2)-7でドナルドソ…
「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)が対戦。第1セットは6(2)-7でドナルドソンに先取されてしまった。
両者は今回が初の対戦となる。現在の世界ランキングはディミトロフが5位でドナルドソンが57位。ランキング、実力ともにディミトロフが上回っているが、ドナルドソンは1回戦でニコラス・ジャリー(チリ)にフルセットの末に逆転で勝利するという粘り強さを見せている。ディミトロフが盤石のプレーで勝利を飾るのか、それともドナルドソンがここでも粘りを見せるのか、試合の行方が気になるところだ。
第1セット、ディミトロフのサービスゲームからスタートしたが、ディミトロフはサーブが決まらずにダブルフォルト3つを犯して第1ゲームでブレークを許してしまった。
1ブレークダウンとされたディミトロフだが、第4ゲームで0-40と3つのブレークポイントを握ると、このチャンスを確実に活かしてブレークバックに成功、ゲームカウントを2-2とした。さらにディミトロフは第6ゲームでもブレークポイントを得る。しかし、ここはドナルドソンに粘られてキープされてしまった。
両者キープを続けてきた第9ゲーム、再びドナルドソンに0-40とブレークポイントを握られてしまった。1本は返したものの、ここでもブレークされてしまい、1ブレークダウンとなった。
ゲームカウント4-5とされた第10ゲームがドナルドソンのサービング・フォー・ザ・セットとなった。この状況でもディミトロフは落ち着いたプレーを展開し、デュースの末にブレークバックに成功。ゲームカウントを5-5のイーブンに戻す。
そしてお互いがキープして第1セットはタイブレークに突入した。先にミニブレークに成功したのはドナルドソン。ディミトロフは自身のサーブを2本落とし、ポイント1-4と大きくリードを許す。さらにドナルドソンのサーブを破ることもできず、6(2)-7で第1セットを奪われてしまった。
試合は先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在、第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)
※写真は1回戦でのディミトロフ
(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)