「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会2日目となった28日、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)との1回戦に臨み、ストレート勝ちの好スタートを切った。スコアは…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会2日目となった28日、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)はイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)との1回戦に臨み、ストレート勝ちの好スタートを切った。スコアは6-2、6-4、6-1、試合時間は1時間44分だった。

クレーコートで行われるグランドスラムの今大会では、クレーキングことナダルのほか、得意とするサーフェスでプレーすることになるのはティームも同じ。今年、現時点までにクレーでナダルに勝利した唯一の選手でもあり、第7シードでの出場だ。

一方の、イバシカは、予選を通過して本戦への出場を果たしており、ランキングでは119位となっているものの、「オープン13 マルセイユ」では準決勝に進出する結果も見せてきている。

試合では、ティームが、ほとんどリードし続ける形になった。第1セットでは、お互いにサービスをキープし合い2-2で入った5ゲーム目、ティームがラブゲームでブレーク。さらに、7ゲーム目でもブレークを重ね、6-2でティームが先行する形になった。

2セット目でも、ティームが1ゲーム目のリターンから2ブレークを含む3ゲームを連取。セットを失えば圧倒的に不利になるイバシカも、4ゲーム目にブレークしたほか、8ゲーム目でもブレークしていったんは追いついた。

ティームはしかし、9ゲーム目に再びブレークしてリード。そのまま自身のサービスゲームを取得し、2-0とセットカウントで大きくリードした。

ただ、最後のセットになった3セット目には、ティームがイバシカを圧倒。1ゲーム目のサービスこそキープを許したものの、2ゲーム目から6連続でティームのゲームとなり、優勢を手放さずに勝利を自身のものにした。

結果を見れば、ティームが、23本のウィナーを放ち、イバシカは12本と半分以下。さらに、アンフォーストエラーでもティームが31本に対して、イバシカが42本と大きく差が開いた。

ティームは2回戦で、若手の一人であるステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する予定だ。直近の両者の対戦では、チチパスが、4月23日に行われたクレーでの大会である「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」で、6-3、6-2で勝利。ティームにとっては大きな挑戦を受ける形になりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真はイバシカを破ったティーム

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)