「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の1日目。男子シングルス1回戦で第19シードの錦織圭(日本/日清食品)がマキシム・ジャンビエ(フランス)と対戦。第3セットを6-3で奪った錦織は、7-6(0)、6-4、…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の1日目。男子シングルス1回戦で第19シードの錦織圭(日本/日清食品)がマキシム・ジャンビエ(フランス)と対戦。第3セットを6-3で奪った錦織は、7-6(0)、6-4、6-3のストレートで勝利し、復帰後初となるグランドスラムで初戦突破を果たした。

勝利した錦織は、明日行われるブノワ・ペール(フランス)とロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)の勝者と2回戦で対戦する。

第3セットは再びジャンビエのサービスから。2セットを連取した錦織は上手く力の抜けたプレーをする一方、ジャンビエは相変わらずアンフォーストエラーが減らない。

しかし、錦織は危なげなくキープをするものの、ブレークしてリードを作ることができないまま序盤の5ゲームを終えた。

第6ゲーム、錦織は自身のミスによって30-40とジャンビエにブレークポイントを握られてしまった。しかし、この状況でも焦らずにしっかりとしのいでデュースに持ち込む。観客席からは地元選手のジャンビエを応援する拍手や歓声が多かったが、合計3本のブレークポイントをしのいでキープした。ここまで錦織は10本のブレークポイントをすべてしのぎ、1度もジャンビエにブレークを許していない。

すると続く第7ゲームで錦織は0-40と3本のブレークポイントを握った。1本はしのがれたが、続くジャンビエのショットがアウトとなって錦織が1ブレークアップとし、第8ゲームもキープしてゲームカウント5-3とした。

そして第9ゲームでも錦織は攻め続け、30-40とマッチポイントを迎える。最後は錦織の攻撃的なリターンをジャンビエが返しきれず、錦織がここでもブレークしてゲームカウント6-3で第3セットを奪い、7-6(0)、6-4、6-3のストレートで勝利した。(テニスデイリー編集部)

※写真は初戦突破を果たした錦織圭

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)