*写真はジャパンオープン2017の吉村真晴(名古屋ダイハツ・左)スペインオープン2017の吉村和弘(愛知工業大学・右)<2018年5月22日〜5月27日 ITTFワールドツアー・香港オープン (ハンセン)>2018年香港オープン 大会4日目…

*写真はジャパンオープン2017の吉村真晴(名古屋ダイハツ・左)スペインオープン2017の吉村和弘(愛知工業大学・右)
<2018年5月22日〜5月27日 ITTFワールドツアー・香港オープン (ハンセン)>

2018年香港オープン 大会4日目までの結果

5月22日から5月27日にかけてITTFワールドツアー・香港オープンがハンセンで行われている。

日本からは松平健太、大島祐哉、吉村真晴、上田仁、吉田雅己、宇田幸矢、金光宏暢、森薗政崇、木造勇人、吉村和弘、松山祐季、松平賢二、高見真己、平野友樹の14名の男子選手が出場している。

大会4日目はシングルス決勝トーナメントベスト8決定戦、ダブルス決勝トーナメント準々決勝・準決勝が行われた。

吉村兄弟が躍進。海外の優勝候補が続々敗退

吉村真晴(5月度世界ランキング25位・名古屋ダイハツ)がエジプトのエース、アサール(同17位)に昨日の元世界王者・張継科との激戦を制した勢いそのままにストレートで快勝した。アサールは、ナイジェリアのアルナ(同22位)と並ぶアフリカ屈指のプレーヤーだが、波に乗る吉村真晴が寄せ付けなかった。

吉村真晴の弟の吉村和弘(同105位・愛知工業大学)も、ボル(同3位)、オフチャロフ(同2位)に並ぶドイツの大黒柱、フィルス(同21位)をゲームカウント4-1で圧倒した。フィルスはカットマンでありながらフォアハンドでの鋭い攻撃を得意としているが、吉村和弘が自ら積極的に攻め、フィルスの思うようなパターンに持ち込ませなかった。

吉村和弘の準々決勝の相手は、上田仁を下した韓国のエース、李尚洙(同8位)だ。李尚洙は2017年世界卓球個人戦で3位入賞を果たすなど、伸び盛りの選手で、今年の世界卓球準々決勝でも日本の水谷隼(同13位)を大いに苦しめた選手だ。

また、今大会トップシードで、現地香港のエースの黄鎮廷(同7位)がスウェーデンのジョン・パーソン(同63位)に敗れる波乱の展開に。

さらに世界選手権で、不調のオフチャロフに代わりドイツの決勝進出に貢献したフランチスカ(同27位)も世界ランク未保持の21歳、ZHOU Qihao(中国)にゲームカウント1-4で敗北し、今大会の優勝候補が次々に敗れた。

2018年香港オープン:主な日本選手の結果

男子シングルス決勝トーナメント

<ベスト8決定戦>
吉村真晴 4-0 アサール(エジプト)
11-3/11-9/11-6/11-7

吉村和弘 4-1 フィルス(ドイツ)
11-7/11-2/14-12/8-11/11-7

上田仁 1-4 李尚洙(韓国)
8-11/7-11/9-11/11-7/11-7

男子ダブルス決勝トーナメント

<準々決勝>
森薗政崇/大島祐哉 3-1 鄭栄植/李尚洙(韓国)
11-8/11-9/8-11/11-6

上田仁/吉村真晴 3-0 GERELL Par/ジョン・パーソン(スウェーデン)
11-7/11-8/11-7

<準決勝>
上田仁/吉村真晴 2-3 何鈞傑/黄鎮廷(中国香港)
8-11/11-5/9-11/11-5/7-11

森薗政崇/大島祐哉 3-1 パトリック・フランチスカ(ドイツ)/ジョナサン・グロート(デンマーク)
13-11/13-11/6-11/11-4

2018年香港オープン:5日目の初戦の組み合わせ

男子シングルス決勝トーナメント

<準々決勝>
吉村真晴 vs CHO Seungmin(韓国)
吉村和弘 vs 李尚洙(韓国)
ZHOU Qihao(中国) vs ジョン・パーソン(スウェーデン)
マルコス・フレイタス(ポルトガル) vs LIM Jonghoon(韓国)

*男子ダブルス決勝は5/27(日)の予定

文:ラリーズ編集部
写真:松尾/アフロスポーツ、ITTF/アフロ