5月20日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13日~5月20日/クレーコート)男子シングルス決勝、ダブルス決勝が行われた。第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)対第2シードのアレクサ…

5月20日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13日~5月20日/クレーコート)男子シングルス決勝、ダブルス決勝が行われた。

第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)対第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の対決。第1セット、第1ゲームをズベレフがブレーク。しかし、第2ゲームでナダルがブレークバックをすると、一気にナダルの攻撃が止まらず6ゲーム連取しナダルが先制した。第2セットは第1セットと真逆の内容に。第2ゲームでナダルがブレークされ、第5ゲームまでズベレフが連取して第2セットを奪った。

第3セットは第1ゲームをズベレフがブレーク。第2セットの勢いが続く展開かと思われたが、第2ゲームからお互いがキープをするように。しかし、第5ゲームをナダルがキープした後、雨脚が強くなり50分間にわたり試合が中断。試合再開後、ナダルがブレークバックし試合をイーブンに戻した。すると第8ゲームでナダルが再びブレーク。サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第9ゲームでナダルはしっかりと決め、5年ぶり8度目の優勝を果たした。この優勝でナダルは5月21日付けの世界ランキングで1位に返り咲くことが決まった。

ダブルスは、第6シードのフアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)対パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)/ジョアン・ソウザ(ポルトガル)の試合で、カバル/ファラ組が今季初優勝を果たした。

女子の大会の「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~5月20日/クレーコート)はシングルス、ダブルス決勝が行われた。

第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)対第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)の決勝は、第1セットはスビトリーナのサーブが冴え渡り、女王ハレプの反撃の余地はなかった。第2セットの第1ゲームでようやくキープに成功したハレプだったが、第3ゲームでブレークされてしまう。持ち前の粘りを見せるハレプだったが、スビトリーナのペースは崩れないまま、スビトリーナの2年連続優勝が決まった。◇   ◇   ◇

【5月20日 主な試合結果】

◆男子シングルス決勝

○ラファエル・ナダル(スペイン)6-1、1-6、6-3 ●アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

◆男子ダブルス決勝

○フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)3-6、6-4、10-4 ●パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)/ジョアン・ソウザ(ポルトガル)

◆女子シングルス決勝

○エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)6-0、6-4 ●シモナ・ハレプ(ルーマニア)(テニスデイリー編集部)

※写真は8度目の優勝を決めたラファエル・ナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)