◆4・14~6・3 平成30年度東京六大学春季リーグ戦(神宮球場)
▼5・20 対慶大2回戦
 ○明大2-0慶大

慶大|000 000 000|0
明大|100 000 10×|2


(明)○伊勢-西野
(慶)菊地、髙橋佑、田中裕-郡司
【安】(明)3(慶)3
【二】(慶)中村(5回)
(明)◇併殺1 ◇残塁4 ◇盗塁1 逢澤(7回) ◇失策0

 王座〝奪冠〟への執念を見せた。初回に慶大側の失策もあり、幸先良く1点を先制するも、その後は5回裏まで安打が一つも出ず無得点が続く。しかし、7回裏1死一、二塁で高瀬雄大内野手(営4=長崎西)による適時打で慶大にとどめを刺した。投げては伊勢大夢投手(営3=九州学院)が慶大打線を3安打完封。勢いのつく勝ち方で、優勝に望みをつないだ。

 圧巻の投球だった。最終回、2死一塁。慶大の4番・郡司裕也を打ち取ると大きくガッツポーズを見せた。「今日の投球は内容、結果全て良かった」(伊勢)と慶大の中軸を無安打に抑える完璧な投球。最速148キロの直球を軸に、スライダーを効果的に織り交ぜた。今季3勝目を挙げ、防御率はリーグ3位の1.67をマーク。「(他大学が)警戒しているのは暢仁(森下投手・政経3=大分商)だけど、『自分がエースだ』という気持ちで投げている」(伊勢)。明治は森下暢だけではないことを証明した。

 優勝争いは第3戦にもつれ込んだ。先発予想がされるエース・森下暢は「(伊勢に)先に完封されてしまったので、自分も明日完封できるように頑張りたい」と気合は十分。さらに今季第3戦はいまだに無敗である。まずは次戦で勝ち点を取り、最終カードにつなぎたい。

[荒川千那]

試合後のコメント

善波達也監督
--ようやく慶応に勝ちました。率直な気持ちをお聞かせください

 「選手みんなが良い集中力、気持ちを持ちながら戦えたのかなと思います。特に伊勢が素晴らしい投球でこの崖っぷちを助けてくれたので、明日森下がその気持ちに乗ってくれればいいなと思います」

吉田有輝主将(商4=履正社)
--試合を終えての感想をお願いします。

 「今日負けたら目の前で優勝を見ることになっていたので、それを阻止できて明日につなげられてよかったです」

高瀬
--7回に貴重な追加点となる適時打を放ちましたが。

 「チャンスで追加点も欲しい場面だったので、なんとかしようと思いました。とにかく積極的に振っていこうという気持ちで打席に立ちました」

伊勢
--負ければ優勝がなくなるという試合でしたが緊張は。

 「緊張はあまりしなかったんですけど、点差が全然開かなかったのではらはらする試合でした。(初完封は)うれしい、しかないですね」
--明治は森下暢だけじゃないということを示したと思いますが。
 「(他大学が)警戒しているのは暢仁だけだと思うんですけど、2番手で『自分がエースだ』という気持ちで投げています」

森下暢 --先発の伊勢が完封勝利を収めました。
 「(伊勢に)先に完封されてしまったので、自分も明日完封できるように準備していきたいと思います」