ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の準決勝でライバル関係を復活させる。ナダルは「男子テニスA…

ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の準決勝でライバル関係を復活させる。

ナダルは「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」で最多記録となる7度の優勝を果たしていたが、18日の準々決勝でやや苦しい第1セットと、ファビオ・フォニーニ(イタリア)を後押しする地元観衆の声援を乗り越え、4-6、6-1、6-2で勝利を収めた。

その後、ローマを4度制しているジョコビッチが準々決勝で、激戦の末に錦織圭(日本/日清食品)を2-6、6-1、6-3で下した。

ナダルとジョコビッチは過去に50回対戦しているが、最後に顔を合わせたのは1年以上前。「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」の準決勝で、その際にはナダルが勝っている。

ジョコビッチは準々決勝後のインタビューで「明日はクレーコートにおける究極のチャレンジになる」と言い、「このサーフェスでラファに勝つのは至難の業だ。それでも僕は勝ったことがある」と話している。

ジョコビッチはナダルとの対戦成績全体では26勝24敗とリードしている一方で、クレーではナダルが15勝7敗と優位に立っている。

ナダルが2013年以来となるローマでのトロフィーを手にすれば、ロジャー・フェデラー(スイス)に代わって世界ランキング1位となる。

フェデラーは「ウィンブルドン」に向けてクレーコートのシーズンを休養しており、グランドスラムの史上最多タイトル獲得数を21に伸ばすことを目指す。

一方で、長引く右肘の怪我から復帰しているジョコビッチは、昨年の「ウィンブルドン」以降、準決勝に進出できていなかったが、今回の試合について「これが僕が楽しみにしていたことだ。これが達成したいと思っていたことだ」と話している。

(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真はジョコビッチとの対戦に臨むナダル

(Photo by Julian Finney/Getty Images)