エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が17日、「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~20日/クレーコート)の女子シングルス3回戦でダリア・カサキナ(ロシア)から勝利を上げた。スコアは0-6、6-3、6-2、試合時間は1時間3…

エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が17日、「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~20日/クレーコート)の女子シングルス3回戦でダリア・カサキナ(ロシア)から勝利を上げた。スコアは0-6、6-3、6-2、試合時間は1時間36分だった。

カサキナは現在、ランキングでは13位につけており、21歳ながらすでにツアーでの優勝も経験している注目の選手の一人。一方のスビトリーナは23歳でランキングでは4位につけており、比較的若い選手同士の対決になった。

試合ではカサキナがリードしてスタートを切った。試合冒頭の第1セット第1ゲームをキープした同選手は、第2ゲームのリターンでデュースに持ち込んだ。さらに、続くポイントを連取してブレークが成立すると、カサキナが1ブレークアップのリードをいきなり築いた。

その後の展開でもカサキナは、スビトリーナにゲームを与えずに、6ゲームを連取。1セット目は、カサキナの圧倒的な流れで幕を閉じた。

しかし、ランキングで上位につけるスビトリーナが、1セットダウンの劣勢から、驚異の巻き返しを図った。第2セットで同選手が、カサキナの第1ゲームのサービスをブレーク。まずは優位に立った。

その後、スビトリーナは第4ゲームでブレークを喫し、イーブンに持ち込まれたものの、セット後半で加速。第7ゲームでカサキナのサービスを破るとスビトリーナが第9ゲームで追加のブレークを上げて6-3で同セットを獲得した。

さらに勝敗を分ける第3セットでは、中盤まではイーブンで展開。スビトリーナとカサキナはともに、1ブレークずつ挙げたものの決定的な流れを許さなかった。

しかし、試合の流れが変わったのは第6ゲーム。リターンに回ったスビトリーナが15-40のブレークポイントをつかむとそのままブレークし、大きなリードを確保した。自身のサービスをキープした後、第8ゲームのリターンでもブレークし、同選手が勝利を手にした。

スビトリーナは、準々決勝でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は勝利を喜ぶスビトリーナ

(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)