「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~20日/クレーコート)の2回戦で、第1シードで現在世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、1-6、0-6のストレート、12ゲームを連取されて敗れた大坂なおみ(日本/日…

「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~20日/クレーコート)の2回戦で、第1シードで現在世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦し、1-6、0-6のストレート、12ゲームを連取されて敗れた大坂なおみ(日本/日清食品)。以前からメンタルの弱さを指摘されていたが、この試合中も気持ちが折れ、弱音を吐く場面があった。

オンコート・コーチングのとき、大坂はコーチのサーシャ・バジンに「泣きそう...」ともらしたのだ。それに対してサーシャは「泣いてはだめだ。疑ってもだめだし、決めつけてもいけない」とアドバイスをした。

昨年の終わりからコーチに就任したサーシャは、「より堅実に」「ポジティブな態度を貫く」というシンプルなアドバイスを掲げて大坂を指導。そしてそれが実ったのが「BNPパリバ・オープン」での優勝劇だ。

しかし、今回ばかりはサーシャのアドバイスも実らずに12ゲーム連取という完敗を喫してしまった大坂。気持ちを切り替え、次の大会ではもっと「ポジティブ」に攻めていってもらいたい。

※オンコート・コーチングとは...WTA(女子テニス協会)が行っている施策の1つで、チェンジエンドやセット間にコーチのアドバイスを受けられるというもの。コーチのみマイクをつけており、選手との会話の一部がテレビなどに放送される。(テニスデイリー編集部)

※写真はハレプに圧倒されて思わず泣き言の出た大坂なおみ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)