「四番の仕事を果たすことができた」。試合後、郡司裕也(環3・仙台育英)は自身の打席を笑顔でそう振り返った。今日はフェンス直撃の先制適時二塁打を含む2安打の活躍。今季から慶大打線の四番を務める男が、チームの勝利に貢献した。

打率1割9分1厘と不調に苦しんだ昨季のリーグ戦。冬に映像などを用いて自らの打撃を分析・フォームを改善したことが実を結び、最近の好調につながっている。今後も頼もしいバッティングを期待したい。

また、郡司の活躍は打撃だけにとどまらない。正捕手として、六大学トップのチーム防御率1.53を誇る慶大投手陣を支えている。リードする際に意識しているのは「目の前の打者を、この投手のベストボールで抑えよう」ということ。あえてシンプルに考えて投手を「楽に投げさせてあげる」ことによって、これまで様々な場面を切り抜けてきた。「郡司とはいつも投げたい球と要求してくる球が合っている。かなり息も合っていると思う」という石井雄也(商3・慶應志木)の言葉からも、その信頼の高さがうかがえる。

攻守でチームを引っ張る存在だ

打撃・守備の両方で中心に立ち、チームをけん引している郡司。彼の更なる活躍が慶大をリーグ戦連覇へと導いていってくれることだろう。

(記事:川下 侑美)