打者を「凍りつかせた」ダルビッシュの“魔球” カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地ブルワーズ戦で…
打者を「凍りつかせた」ダルビッシュの“魔球”
カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、本拠地ブルワーズ戦で好投を披露した。2回を除く毎回で走者を背負いながらも粘投し、6回を3安打1失点(自責0)。勝敗こそつかなかったが、8奪三振を記録したダルビッシュが投じた緩急差30マイル(約48キロ)のスローカーブが大きな話題に。MLB公式サイトも「どうしたらこんな緩急が?」「必見」と称賛している。
本拠地リグレーフィールドに集まった地元ファンを、圧巻の投球で喜ばせた。
そのハイライトは5回1死走者なしの場面で訪れた。打席に迎えたのは、マニー・ピーニャ。1ボール2ストライクから4球目の94マイル(約151キロ)内角高め速球をファウルされた右腕は、次の瞬間、想定外のボールで球場全体を沸かせた。
ダルビッシュが繰り出した5球目は、なんと時速64マイル(約103キロ)のスローカーブ。打席のピーニャは速球と同じ腕の振りから飛び出してきたカーブの柔らかな軌道に動けず。ボールがストライクゾーンど真ん中に沈み込む様子を、呆然と見つめるしかなかった。
ピーニャ「全く予想していなかった
圧巻の三振劇に、「これを見逃すな」と注目したのがMLB公式サイトだった。
「どうしたらこんな緩急がつくのか? 5回2アウトを奪うために、ダルビッシュは95マイル速球に続き、64マイルのカーブを放り、ピーニャを凍りつかせた」
緩急差が約48キロという衝撃の三振劇には、当のピーニャも驚きを隠せなかったようだ。ピーニャは試合後、「あの球を投げてくるなんて全く予想していなかった。今日はあの1球しか投げてないよね? 自分は内角へのツーシームか外角へのスライダーを待っていた。そうしたら、あのボールを投げてきたんだ」と打席での心境を明かしたという。
球速80キロ台を計測することもあるダルビッシュのカーブは、メジャーでは「イーファス(超スローボール)」と呼ばれて定評がある。レンジャーズ時代に出場した球宴でも披露し、観衆からどよめきを呼んだこともある。忘れた頃に繰り出されるダルビッシュのスローカーブ。よほど意識をして狙い打ちをしない限り、打者は手こずらされる“魔球”になりそうだ。(Full-Count編集部)