半世紀ぶりの団体世界一へ。「世界卓球2018スウェーデン」が今月29日(日)からスウェーデン・ハルムスタッドで開幕する。49年ぶりの金メダルを目指す男子日本代表は、水谷隼、丹羽孝希、張本智和、松平健太、大島祐哉の5名。張本智和選手に意気込みを聞いた。


-自己紹介を

張本智和です。14歳です。雄叫びだけではなくて、技術も見てください。


-有名人になってきた、実感は

少しはあるのですけれど、でもまだまだ水谷さんとか比べたらまだまだ。まだまだだなとは思います。


-自分の卓球のプレースタイルの特徴は?

やっぱり一番の武器はバックハンドで、フォアの調子が良ければ、もうほとんど誰にも負けないぐらい実力は付いてきたなという自信はあります。アジアカップまではボロボロだったのですけど、そこで一気に自信が付いたので、でも自信を持ち過ぎず謙虚に自信を持ってやれればいいかなって思います。


-今年いきなり全日本選手権を優勝。今まで自分が出してきた結果について

もっともっといけたかなとは思います。去年は、世界卓球ベスト8とチェコオープン優勝の2つだけなので、1年間12月ある中で、一月に1回くらいは大きい結果を残したいなっていうのは一番の理想です。


-水谷選手はどんな存在?

全日本では勝ちましたけど、そのあとすぐ負けて、まだまだ日本のエースは水谷さんです。団体戦の経験も本当に水谷さんのほうが多いですし、実力もまだまだ完璧に超えていないので、本当に何回も超え続けなければいけない壁かな、と思います。

昔、中学2年生14歳ぐらいでまさか水谷さんとほぼ対等まで来られるとは思っていなかったので、でもずっと夢のままじゃ駄目なので、今は現実として絶対に超えたいなって思います。


-水谷選手と一緒に団体戦に出るのは初めて

楽しみですね。チームワールドカップの時は自分がエースで出てプレッシャーもあって、それで実力も出せずに負けてしまって。でも今回は水谷さんがエースなので、自分はもうただ向かっていってチームを元気にするだけなので、本当にやっぱり頼れる人がいるっていうのは、楽しみになります。

-チームワールドカップで初めてのシニアの団体戦。あの大会で感じたことは

水谷さんと一緒に団体は出たことはまだないのですけれど、水谷さんがいないとここまで自分も緊張するのかと思いました。

確実に点を取れる水谷さんがいないっていうことでこんなに緊張するのだという、水谷さんの偉大さを一番感じた大会だったかなって思います。やっぱり水谷さんがいない中でエースとして出させてもらった経験ができたのが本当に良かったと思います。

次はやっぱり水谷さんがいますし、チームワールドカップでも自分は良くなると思うので、そのときより全然いいプレーはできると思います。


-水谷選手のそれは自分の中でそこまで大きいもの?

日本であと完璧に超えるべき選手はもう水谷さんなので、東京五輪までに絶対に超えなきゃいけない壁です。

超えても東京五輪また一緒に出る可能性もあるので、ライバルと言ってもらって本当に、少し嬉しさもあるんですけど、いつまでもライバルじゃ駄目なので、絶対に完璧に追い越せるようになりたいです。


-チームの目標は?

もちろんメダルを、金メダルを獲りたいです。


-中国を倒すために一番大事なポイント、1つ挙げるとしたら?

水谷さんはほぼ50%-50%の確率で勝つ可能性があるので、やっぱり自分が出られたら絶対に前半で取って、水谷さんが取って2-0になれば勝つチャンスが本当に大きいかなって思います。


-今月のアジアカップで樊振東選手も倒したしチャンスはある?

1回勝った、ということで、少しは勝ちを意識しやすくなったと思います。中国の研究はすごいので、世界卓球までにいろいろ修正してくると思うので、そこをさらに考えて次当たったときも勝てるようにすれば本当に勝てるチャンスはあると思います。


【世界卓球2018スウェーデン】
4月29日(日)~5月6日(日)開催!テレビ東京系列・BSジャパンで連日放送!