「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の7日目、シングルス準決勝で錦織圭(日本/日清食品)と第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が対戦。3-6、…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の7日目、シングルス準決勝で錦織圭(日本/日清食品)と第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が対戦。3-6、6-3、6-4で錦織がフルセットの末に勝利し、決勝進出を果たした。試合時間は2時間13分。

第2セットを取り返した錦織は、第3セットでも継続していきたいところだが、自身のミスによって第1ゲームでズベレフにブレークポイントを握られてしまう。しかし、ここをしのいだ錦織は、続く第2ゲームでジャンプボレーのフォームからのドロップショットという、トリッキーな技を決めて逆にブレークポイントを握る。残念ながらブレークには至らなかったが、お互い気迫のこもったプレーが続く。

第7ゲーム、デュースに追い込まれた錦織のコードボールに対応したズベレフにブレークポイントが訪れる。しかし、直後にドロップショットを決めてここをしのぎ、キープする。

ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム、錦織は長いラリーを制して1ポイントを先取すると、ズベレフのリターンがアウトになって0-30とリードする。その後、ズベレフに連続でポイントを奪われて40-30とされたが、錦織も粘ってデュースに持ち込む。錦織はズベレフとのネットプレーを制してアドバンテージを取ると、続くズベレフのリターンが大きくコートの外へ浮き、錦織の勝利が決まった。

勝利した錦織は、先に行われた準決勝第1試合でグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を倒した第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。決勝は、日本時間の22日、夜に行われる予定。(テニスデイリー編集部)

※写真はズベレフを倒して決勝進出を果たした錦織圭

(Photo by Julian Finney/Getty Images)