優勝筆頭候補と言われながらスタートダッシュにつまずき優勝が遠のいた昨年。同じことを繰り返さぬように重要になってくる今季の初戦は、昨春の王者、さらには今季三井健右や川端健斗ら新戦力を擁しすでに早大相手に2連勝を収め浪に乗る立大が相手だ。立大を下し優勝ロードを突っ走れるか。法大野球部にとって勝負のシーズンが幕を開ける。

球春到来だ。東京六大学野球春季リーグ戦が14日に開幕した。11季ぶりに優勝を目指す法大の初戦は、昨春18年ぶりのリーグ優勝、59年ぶりに全日本大学野球選手権大会を制覇した立大。「前半の2カードを何としてでも勝ちたい」という溝口智成監督の言葉通り、立大は第1週に早大と対戦し、第1回戦で2-1、第2回戦では4-2とともに接戦を制し連勝。1カード目の勝ち点を奪った。

投手陣ではエース左腕の田中誠也、昨春3勝の手塚周の先発が予想される。さらに、早大2回戦で4回無失点と好投したルーキー川端健斗も要注意。法大は主将・向山基生(営4)、主砲・中山翔太(人4)ら「強力打線」が立大の安定した成績を挙げている投手陣を打ち崩せるかが鍵となる。数少ない好機を生かせれば、勝利が一気に近づくだろう。救援陣ではサブマリンこと中川颯が柱となる。早大戦では2試合ともに登板。計3⅔回を投げ無失点。対法大通算成績は10⅓回を投げ防御率0.87と完全に抑え込まれているだけに、先発投手陣を早く打ち崩したいところだ。

打者陣は昨春の打率.339の飯迫恵士、早大戦で7打数3安打と大暴れした寺山寛人の4年生コンビと、昨秋の打率.386を誇り早大戦では1本塁打を含む2打点を挙げた『打てる捕手』藤野隼大らを封じたい。さらに3番江藤勇治や、2年生ながら4番に座る三井健右も決勝タイムリーを放つなど活躍するなど、新戦力も続々と台頭しており、気の抜けない打線となっている。 法大はエースの菅野秀哉(キャ4)はもちろん、第2回戦に投げる先発投手の投球が勝ち点奪取のカギとなりそうだ。

昨季は4回戦まで熱戦を繰り広げ、延長戦の末に立大から勝ち点を奪取した法大。難敵から勝ち点を奪い、頂点へ弾みをつけていきたいところだ。

(藤原陸人)