4月15日、「男子テニスATPワールドツアー250 ヒューストン」の決勝戦が行われ、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)がATPツアー決勝に初めて進出したテニス・サングレン(アメリカ)を7-6(2)、2-6、6-4で破って優勝を決めた。ジョン…

4月15日、「男子テニスATPワールドツアー250 ヒューストン」の決勝戦が行われ、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)がATPツアー決勝に初めて進出したテニス・サングレン(アメリカ)を7-6(2)、2-6、6-4で破って優勝を決めた。ジョンソンは連覇となったが、これは同大会では16年ぶりのこととなる。

ジョンソンは、サングレンのサーブに対して14度のブレークポイントを得たが、ブレークできたのは2回だけだった。2回目のブレークポイントは、2時間半近くに及んだ試合の最後から2ゲーム目。そして続くサービング・フォー・ザ・マッチで自身のブレークポイントをしのぎ、サングレンのバックハンドのリターンが数フィート長くなった瞬間、ATPレベルでは自身3回目となる優勝を手にした。

「あれだけのブレークポイントをもっとうまく活かすことができたのにと思う」とジョンソンは語った。

「プレーしたいようにプレーできなかった。そうしたら、サングレンが第2セットの終わりからいいプレーをし始めた。第3セットでは、最初はただ踏ん張ってサングレンの勢いを押し返そうとしていた。決勝は他の試合とは違うものだけれど、いつもと同じだと自分に思い込ませようとする。トップ選手たちはそれがすごくうまい」

このアメリカで唯一の男子クレーコート大会を連覇した選手は、2001年と2002年に連覇を果たしたアンディ・ロディック(アメリカ)以来いなかった。また、アメリカ人同士の決勝は、2003年にアンドレ・アガシ(アメリカ)がロディックの3連覇を阻んだときと、2015年にジャック・ソック(アメリカ)がサム・クエリー(アメリカ)に勝利したとき以来となった。

ジョンソンはこの後、カリフォルニアで長年の彼女であるケンダル・ベイトマンと結婚することになっている。選手仲間のクエリー、ジョン・イズナー(アメリカ)、デニス・クドラ(アメリカ)が花婿介添人を務める予定だ。

「これからは結婚のいろいろに集中しないと。でもまずは家に帰って、数日リラックスして、パームスプリングスにちょっぴりゴルフに行くよ」とジョンソンは話した。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真はフルセットの末に連覇を果たしたジョンソン

(Yi-Chin Lee/Houston Chronicle via AP)