「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の2日目、1回戦で錦織圭(日本/日清食品)とトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が対戦。第2セットは6-2で錦織が奪い返…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月15~22日/クレーコート)の2日目、1回戦で錦織圭(日本/日清食品)とトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)が対戦。第2セットは6-2で錦織が奪い返してセットカウント1-1とし、決着は第3セットにもつれ込んだ。

第2セット、第1ゲームの冒頭でダブルフォルトを犯したベルディヒに対してブレークポイントをつかんだ錦織。しかし、このチャンスを活かすことができずにキープされてしまった。第2ゲームでは、ポイントをリードしていた錦織だったがベルディヒに追い上げられてデュースに持ち込まれてしまう。それでも最後はベルディヒのミスによってキープすることができたが、まだ調子が出ていないように感じられた。

両者ともにキープを続ける中、第5ゲームで錦織はベルディヒのミスに乗じてブレークに成功した。しかし、直後の休憩中にトレーナーを呼び寄せて右手の小指側をマッサージしてもらっていた。昨年、ツアー離脱の原因となった右手首腱損傷の部分が痛むのか、マッサージしてもらいながら顔をしかめる様子が見て取れた。

1ブレークアップで迎えた第6ゲーム、錦織は右手の痛みを感じさせないプレーを見せ、ラブゲームでキープに成功する。さらに第7ゲームでも15-40とブレークのチャンスをつかんだ錦織は、ここもブレークに成功して4ゲームを連取、大きくリードを広げた。

そして錦織のサービング・フォー・ザ・セットとなった第8ゲーム。なんとかしてポイントを取りたいベルディヒのネットプレーに対しても落ち着いて処理をした錦織は、第2セットを6-2で奪ってセットカウント1-1とした。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在、第3セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ニューヨーク・オープン」1回戦のときの錦織圭

(Photo by Rich Graessle/Icon Sportswire via Getty Images)