デニス・クドラ(アメリカ)が「男子テニスATPワールドツアー250 ヒューストン」(アメリカ・ヒューストン/4月9~15日/クレーコート)の1回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に勝ち、2回戦への進出を決めた。スコアは6-4、7-6(…

デニス・クドラ(アメリカ)が「男子テニスATPワールドツアー250 ヒューストン」(アメリカ・ヒューストン/4月9~15日/クレーコート)の1回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に勝ち、2回戦への進出を決めた。スコアは6-4、7-6(4)のストレート、試合時間は1時間42分だった。

クドラは、タフなストローカータイプで、サーブやフォアの強打に目立った特長を持つ。同選手のランキングは、122位だ。

一方の、ベルダスコは、最大の武器であるフォアハンドの強打で相手を圧倒したかと思うと、突然、派手なアンフォーストエラーも犯すなど不安定な側面も持つ。現在のランキングでは、36位となっており、今大会では第5シードだ。クドラとの過去の対戦戦績としては、ベルダスコの1勝となっている。

ストローク力のある選手同士の対戦となったが、序盤からブレークしあう試合運びになった。先行したのはベルダスコで、2ゲーム目にクドラのラリーからのアウトミスやダブルフォルトで15-40と2ブレークポイントを獲得。いったんはデュースに持ち込まれたものの、ベルダスコがブレークし、リードを築いた。

他方で、クドラも食い下がり、巻き返しを図った。自身がブレークされた直後の3ゲーム目に、同選手はベルダスコのドロップショットのミスなどからチャンスを作って、ブレーク。ベルダスコは1ブレークアップのリードを確かにできなかった格好だ。

第1セットはその後、クドラが8ゲーム目に4度のデュースを繰り返した末に、ブレーク。セット奪取に向けて大きな一歩を踏み出した。ベルダスコはその後、ブレークし追いつくことはできず、クドラがファーストセットを奪取した。

2セット目に入っても、クドラとベルダスコは、それぞれ競り合う展開。ベルダスコは4ゲーム目にクドラのサービスをブレークした一方で、7ゲーム目で、ベルダスコはサービスゲームを、2連続でのダブルフォルトなどで落とし、リードを守りきれなかった。結果、2セット目のスコアはイーブンに戻り、お互いにブレークできなかったことから、2セット目の行方はタイブレーク次第となった。

タイブレークでは、1ポイント目からミニブレークが続いた。ベルダスコはその中で、ダブルフォルトから失点してしまいリードを許すなど苦しい展開。マッチポイントになると、ベルダスコがリターンをアウト。クドラが白星を決定付けた。

クドラは次の試合で、ダニエル太郎(日本/エイブル)対イボ・カルロビッチ(クロアチア)の勝者と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「全仏オープン」でのフェルナンド・ベルダスコ

(Photo by Adam Pretty/Getty Images)