「デビスカップ」準々決勝で、第4試合のシングルス戦に勝利したラファエル・ナダル(スペイン)がコートサイドで緊張しながら応援する中、ダビド・フェレール(スペイン)がフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に5セットでの手に汗握る勝利を収めて、…

「デビスカップ」準々決勝で、第4試合のシングルス戦に勝利したラファエル・ナダル(スペイン)がコートサイドで緊張しながら応援する中、ダビド・フェレール(スペイン)がフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に5セットでの手に汗握る勝利を収めて、勝敗を3-2としてスペインの逆転勝利を決めた。

フェレールはほぼ5時間に及ぶ、満員となったバレンシアのプラザ デ トロス闘牛場で行われたコールシュライバーとの試合で7-6(1)、3-6、7-6(4)、4-6、7-5で勝利し、2012年以来となるスペインの準決勝への進出を確実なものにした。

スペインは、イタリアを3勝1敗で破ったフランスと、準決勝で対戦することになる。

ナダルと地元の観衆は、ランキング33位のフェレールが、コールシュライバーのサーブをブレークした後に、サービング・フォー・ザ・マッチを決めた瞬間、盛大に湧き上がった。

「自分にとって人生で最高の日のひとつだし、今週はそれを楽しみたいんだ」とバレンシアに住んでいるフェレールは語った。

「両選手のプレーは信じられないものだった。両者とも勝利に値した。フィリップは見たことがある中で最高の試合のひとつをしたと思う」とスペインのセルジ・ブルゲラ監督は話した。

ランキング1位のナダルは先立って行われた第1試合で、同4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-1、6-4、6-4で悠々と破り、2勝1敗でリードされていた中で、スペインチームの首をつないだ。

また、ナダルはこれでシングルスとダブルスを合わせてデビスカップ史上最多となる、2005年以来の24回目のストレート勝ちを手にした形になる。

併せて、今回の対戦でスペインはホーム戦での連勝を27に伸ばしており、スペインは、1999年の1回戦のブラジル戦からホームで負けていない。「デビスカップ」での記録では、イタリアが1949年から64年のホーム戦29連勝を保持している。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ・準々決勝」でスペインの勝利を決定付けたフェレール(写真はコールシュライバー戦の時のもの)

(Photo by Manuel Queimadelos Alonso/Getty Images)