7回ヤクルト2死一塁、広岡がこの試合5安打目となる中前打を放つ=神宮【写真提供:共同通信社】両軍合わせて32安打23得点…

7回ヤクルト2死一塁、広岡がこの試合5安打目となる中前打を放つ=神宮【写真提供:共同通信社】


両軍合わせて32安打23得点の乱打戦の中で最も暴れ回ったのが、高卒3年目の20歳、東京ヤクルトの廣岡大志だった。

 神宮での読売巨人戦に「7番・ショート」で開幕8試合連続のスタメン出場。「最近ちょっと調子が悪かったので来た球を思い切り打とうと思って打席に入りました」と振り返った第1打席で変化球を捉えてレフト前ヒットを放つと、3回の第2打席でも再びレフトへ。そして5回の第3打席では「追い込まれていたんで、しっかり反対方向を意識しながら打ちました」とセンターへタイムリー2塁打を放って今季初の猛打賞をマーク。勢いは止まらず、第4打席でセンター前タイムリー、さらに「あんまり前の打席のことを意識せずに新しい打席と思って」と入った第5打席でもセンター前に弾き返し、タイムリー2本を含む5打数5安打2打点。「自分で信じられない」という1試合5安打で、前日までの打率.174を一気に打率.324までアップさせた。

 智辯学園高からドラフト2位でプロ入り。長打力と俊足を併せ持ち、バッティングフォームもそっくりなことから「山田哲人二世」として球団から大きな期待を寄せられている若武者。1年目、2年目と着実に経験を積み、今季はオープン戦全試合にフル出場し、球団の高卒3年目以内の遊撃手としては、土居章助以来61年ぶりの開幕スタメンを果たした。開幕2試合連続マルチ安打の好スタートを切った後は5試合ノーヒットだったが、この日は大暴れ。「昨日今日と、とてもいい勝ち方しているで、これから波に乗って行きます。応援よろしくお願いします!」と廣岡。2日後の9日に21歳の誕生日を迎えるが、ド派手な“前祝い”となった。