カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)QBジョッシュ・ローゼンは、チームが6勝7敗だったことから、USCQBサム・ダーノルド、オクラホマ大学QBベイカー・メイフィールドらの方が評価が高かった。しかし、コンバイン、プロデーを経て他の2人と遜色ない評価を得ている。

「QBに必要な要素を全て持っている。パスがうまく、十分に素早く、頭が良くて、試合勘もある。NFLで成功する可能性は十分にある」と、グリーンベイ・パッカーズQBアーロン・ロジャースが自身との練習後にコメントするほどの才能の持ち主だ。

ローゼンは中学生まではテニスで全米ベスト50に入る実力者だった。少年アメリカンフットボールのコーチだった父親の友人にフットボールを小学生の時に紹介され、高校入学を機にアメリカンフットボールに転向した。高校はセント・ジョン・ボスコ・ハイ・スクールに進学。3年時にはUSAトゥデイのオールアメリカ1軍に選出された。

 UCLAでは1年時から先発を務め、パス487投292回成功3669ヤード23TDを記録。2年時は肩の負傷で6試合にしか出場できなかった。3年生になったローゼンは第1週、テキサスA&M大学戦で復帰。第3Qに10対44でリードされながらも、パス58投中35回成功491ヤードで45対44の逆転勝利に導いた。2017年全体ではパス452投中283回成功3755ヤードを記録しオールPac-12カンファレンス2軍に選出された。パス成功率が62.6パーセントと決して高くないのは、チームメイトが31回落球しているのが一因だ。

 193センチ99キロの恵まれた体格と、NFLに順応できるよう、アンダーセンターで多くプレーしていたことが魅力だ。10〜19ヤードのパスを得意とし、LBとSの間を狙ったパスを大学時代に数多く決めている。一方で、肩への負傷や脳震盪といった健康面の問題、3年時の10回のインターセプトといった懸念材料もある。

ドラフトでは上位で指名されると多くのアナリストが分析している。ニューヨーク・ジェッツは昨季QBジョッシュ・マカウンが率いた攻撃がパス獲得ヤード、得点力ともに24位。FAとなっていたカーク・カズンズやケイス・キーナムの獲得に失敗。3月にトレードにより指名順を6位から3位に交換もしており、QBの指名が濃厚だ。そのほかにもクリーブランド・ブラウンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ等、QBをさがしているチームであればどこからの指名も考えられる。