「デビスカップ」準々決勝のドイツ対スペインで、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、第1試合のシングルスでダビド・フェレール(スペイン)と対戦し、初戦を白星で飾る働きを見せた。スコアは6-4、6-2、6-2、試合時間は1時間55分だった。デ…

「デビスカップ」準々決勝のドイツ対スペインで、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、第1試合のシングルスでダビド・フェレール(スペイン)と対戦し、初戦を白星で飾る働きを見せた。スコアは6-4、6-2、6-2、試合時間は1時間55分だった。

デビスカップは男子の国別対抗戦で、ホーム&アウェイ方式で、シングルス2試合、ダブルス1試合、シングルス2試合の合計5つの試合で、3勝で勝利となる形式で行われる。昨年はフランスが優勝した一方で、今年、ドイツはオーストラリアを、スペインはイギリスを破って準々決勝に進出してきた。

今回の会場となったのはスペインのバレンシアで、コートはクレー。「クレーキング」ことラファエル・ナダル(スペイン)をスペインが擁していることもあり、どちらのチームがクレーコートを、味方につけるかも注目だ。

試合では、両選手とも出だしから激しい競り合いを展開。第1ゲームでは、ズベレフが、第2ゲームではフェレールがそれぞれブレークしたほか、続く2ゲームではそれぞれサービスをキープする、まったく互角の序盤となった。

その直後しかし、試合が動いた。フェレールのサービスをブレークしたズベレフは、続くサービスでフェレールを振り切りキープ。ズベレフリードの4-2と、1ブレークアップのリードを固めた。

それぞれキープを続け5-4とズベレフがリードしてサービスを迎えると、ダブルフォルトで1ポイントを失ったものの、そのままきっちり締めて、1セット目をものにした。

さらに、第2セットでは、ズベレフが1ゲーム目から、ブレーク。続く同選手のサービスゲームでもキープとなり、再び、フェレールが追いかける展開となった。その後、両選手はお互いにブレークし合う形を続け、7ゲーム目まで5ゲーム連続でブレーク。ズベレフが5-2とリードし、8ゲーム目に入った。

同選手はこのチャンスに、自身のサービスゲームをキープ。2セット目も奪取して、セットカウント2-0と、勝利に大きく近づいた。

第3セットに入っても、ズベレフとフェレールそれぞれが、ほとんどのゲームでブレークを重ねながら推移。第2ゲームをズベレフがデュースにもつれ込みながらキープしたものの、7ゲーム目が終わるまでは、双方ともブレークを応酬する格好となった。

2人合計で6度のブレークの後、ズベレフは5-2でリードして、8ゲーム目のサービスへ。結局、ズベレフのサービスゲームがキープで終わり、ドイツチームが初戦を白星でスタートさせた。(テニスデイリー編集部)

※写真はフォアハンドで打球しようとするズベレフ

(AP Photo/Vincent Thian)