ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、コーチに迎えていたアンドレ・アガシ(アメリカ)とは1年未満で、ラデク・ステパネク(チェコ)とは半年未満で、関係を解消することを自身のサイトで発表した。ジョコビッチのサイトでは、「ステパネクとの個人的な関係…

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、コーチに迎えていたアンドレ・アガシ(アメリカ)とは1年未満で、ラデク・ステパネク(チェコ)とは半年未満で、関係を解消することを自身のサイトで発表した。

ジョコビッチのサイトでは、「ステパネクとの個人的な関係は素晴らしかったし、それは今後も変わることはない。共にトレーニングしたり、彼から学んだりすることを楽しんできた」とのコメントが明らかにされており、「この間の彼のすべてのサポートをありがたく思い、感謝している」としている。

ただアガシについては、「アンドレ・アガシ氏との協力関係も終了した」とだけ最終行で簡潔に言及されているだけだった。

右肘を痛めたジョコビッチは昨年後半に休養を取り、今年2月に手術を受けたが、今シーズンもなお長引く怪我の影響に苦しめられている。過去に6度優勝している先月の「マイアミ・オープン」の初戦でも、ストレート負けを喫したのが、直近の敗戦だ。

ジョコビッチの公式サイトでは、さらに「自信とテニスに影響を与えてきた長引く怪我から回復して、より強くなって戻ってくることに引き続き注力している。調子を取り戻すための新たな方法を、引き続き熱心に探し続ける」と述べている。

ジョコビッチは昨年5月の「全仏オープン」の前に、グランドスラムを8度制したアガシとパートタイムのコーチ契約を結んでいた。11月末には、選手を引退したばかりだったステパネクもチームに加えた。

ジョコビッチは直近のグランドスラム7大会でタイトルを獲得しておらず、1度準優勝をしたのみだ。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は記者会見に出席したノバク・ジョコビッチ

(Photo by Manuel Mazzanti/NurPhoto via Getty Images)