ダリア・カサキナ(ロシア)は4月4日、「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月2日~8日/人工クレーコート)で、クリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)に勝利し、3回戦への進出を決めた。スコアは6-3、3-6、6-2、試合…

ダリア・カサキナ(ロシア)は4月4日、「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月2日~8日/人工クレーコート)で、クリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)に勝利し、3回戦への進出を決めた。スコアは6-3、3-6、6-2、試合時間は2時間16分だった。

カサキナは、ランキング12位で今大会には第3シードでの出場。最近では、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の決勝で、大坂なおみ(日本/日清食品)とタイトルを争った経緯もある。前年の「ボルボ・カーズ・オープン」のチャンピオンでもあり、タイトルの防衛に挑む形だ。

一方のマクヘイルは、堅実なグラウンドストローク力を持ち、ランキングは現在86位。順位からはカサキナ有利の対戦カードとなった。

その中で、カサキナは、ストロークで優位に立てず、第1セットではリードされる展開となった。第1ゲームの自身のサービスをブレークされたほか、3ゲーム目でもブレークを喫し、序盤から2ブレークダウンの劣勢に立たされた。

4ゲーム目からカサキナが俄かに息を吹き返すと、マクヘイルのサービスゲームでブレークした。その後、カサキナのサービスゲームではキープが続く一方で、マクヘイルのサービスを3連続でブレーク。結局、1セット目を自身のものにした。

しかしマクヘイルは、カサキナに簡単には逃げ切りを許さずに、2セット目でもリードしてゲームを運んだ。第4ゲームでブレークした一方で、7ゲーム目には、マクヘイルがブレークバックされてしまうものの、続くゲームで再びブレーク。そのまま2セット目は押し切って、スコアはイーブンに戻った。

ファイナルセットでは、カサキナが底力を見せた。第1ゲームの自身のサービスこそ落としてしまったものの、4ゲーム目でブレークバックして追随。その後のリターンでも連続でブレークし、都合3連続ブレークで、カサキナが勝利を決めた。

結局、3セットを戦いきる接戦で、マクヘイルのストロークに苦しんだものの、カサキナが寄り切る形で3回戦へ進出した格好だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNPパリバ・オープン」でボールを追うカサキナ

(Photo by Kevork Djansezian/Getty Images)