「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月20日~3月31日/ハードコート)の2回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)がエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦し、4-6、2-6のストレートで敗れ、2回戦敗退となった。試合時間は1時間22…

「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月20日~3月31日/ハードコート)の2回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)がエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦し、4-6、2-6のストレートで敗れ、2回戦敗退となった。試合時間は1時間22分。

両者の過去の対戦成績は2勝2敗だが、直近の対戦となる今年2月の「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」準決勝では、2-6、4-6とストレートで敗れていた。

第1セット、第3ゲームでスビトリーナにブレークされるも、直後にブレークバックすることに成功した。しかし、第7ゲームで再びブレークされると追いつくことができずに4-6で第1セットを落としてしまう。

続く第2セットでは、第1ゲームでブレークされるとそこから4ゲーム連続でスビトリーナに奪われてしまう。大坂はそこからブレークすることができないまま、2-6で第2セットを落として2回戦敗退が決まった。

ディフェンスに定評のあるスビトリーナだが、この試合ではいつにも増してボールに食らいつく姿が印象的だった。大坂の力強いショットを必死に追いかけてリターンするスビトリーナに対し、普段はあまり使わないドロップショットなども駆使する大坂だったが、突破口を開くことはできなかった。

試合後の会見でスビトリーナは「常に気を抜くことはできず、彼女の強烈なストロークやサーブに備えなければならないことは分かっていました。とにかく彼女にはチャンスを与えないように気をつけていました」と、大坂に対して策を練っていたことを語った。

そして「彼女はとても上手いプレーをするので、それを受け入れて耐えなければならないときもありましたが、最終的には、私がほとんどの場面で上手く試合を進めることができましたし、今日は本当に良くボールを見ることができました」とも語った。

また、WTA(女子テニス協会)インサイダーのTwitterによると、大坂は今朝の練習から吐き気があったようで、体調不良の中での試合となった。「試合に出ないのは良くないと思いました。特にセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)のような人と試合した後で、次の試合には出ないというのは良くないことだと思い、試合に出ようと決めました」と語ったという。

タフな試合を駆け抜けてきた大坂は、肉体的にも精神的にも疲れが溜まっていたのだろう。途中で諦めたかのような姿も見受けられた。しっかりと休息を取り、再びコートで力強いプレーを見せ、そして笑顔でのインタビューを受ける大坂の姿に期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真はスビトリーナに敗れた大坂なおみ

(Photo by Al Bello/Getty Images)