「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)で6度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)が初戦でブノワ・ペール(フランス)に 6-3、6-4で敗北した。「頑…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月21日~4月1日/ハードコート)で6度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)が初戦でブノワ・ペール(フランス)に 6-3、6-4で敗北した。

「頑張ってはいるが、うまくいっていない。こんなプレーをしているときには、もちろんいい気分になれない。思い通りに良いプレーができればとは考えているが、現時点ではそれは無理。ただそういうこと」とジョコビッチは語った。

また、「凄く速い出来事だった。いつでも出来ることは全て試みるようにしているけど、今の自分は以前のレベルに及んでいない。それは分かっている。ただ自分自身を信じて、上手くいくことを願っている」と続けた。

右ひじの不安から本調子を取り戻せず、ジョコビッチの同大会における連勝は16でストップした。ジョコビッチはサーブ、リターンともに不調で、ペールのドロップショットにも苦しめられた。

この敗北でジョコビッチは3連敗。6か月の故障から復帰した「全豪オープン」では4回戦で敗退。2週間前の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」では当時世界ランク109位の予選通過者のダニエル太郎(日本/エイブル)に2回戦で敗れている。

「この場所に留まって、過去数年のことを嘆くようなことはしたくない」「正直に言うと、楽ではなかった。故障のせいでパフォーマンス、動き、全ての部分に悪影響があったのは明らか。復調に向けて挑戦を続けている所だ」と、完全復活を目指してジョコビッチはコメントした。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は8年ぶりに初戦敗退となったジョコビッチ

(AP Photo/Lynne Sladky)