古豪柳川(福岡)だが、九州予選2位通過のため、ノーシードでの出場となった。3回戦、シードの東山(京都)との対戦。ダブルス2本を取り、2-2でS3に勝敗がゆだねられる。S3は初めて団体戦に起用された井上貴裕だったが見事接戦に勝利して、ベスト8…
古豪柳川(福岡)だが、九州予選2位通過のため、ノーシードでの出場となった。3回戦、シードの東山(京都)との対戦。ダブルス2本を取り、2-2でS3に勝敗がゆだねられる。S3は初めて団体戦に起用された井上貴裕だったが見事接戦に勝利して、ベスト8へ進出する。続く準々決勝では名古屋(愛知)に0-3で敗れ、選抜団体戦が終了した。
ノーシードとはいえ、柳川には常に優勝の期待がかかる。14年以来、再び日本一になる道のりをどのように描いているのだろうか。本田健児監督は、「高校生の試合なので、未熟な点が出ると負けます。練習でミスを少なくして、柳川の伝統という重圧をエネルギーに変えていく」と言う。今回のS1は1年生の小川智裕。確かに彼にはプレッシャーがのしかかっていただろう。敗れた後に、「チームに何も貢献できなかった」と目を赤くしていた。しかし、「ダメだった時に、すぐに修正して対応できるようにしたい」と上達させるべきこともわかっている。
D1も1年生ペアで、「プレッシャーがある中でもD1がチームの流れを作っていかないといけない」と役割を理解していた。そして、「サービスのキープ力が劣っていたので、サービス力アップと、コンビプレーを作っていきたい」(中留諒太)、「ボレーの練習と、強気のプレーをもっと出していきたい」(堤野真司)と、こちらも課題をはっきりとさせている。3人とも1年生でやる気もあり、「日本一」という明確な目標もあるために、上達も早いだろう。
OBでもある本村剛一プロは、今日応援していたメンバーに向かって、「みんなに(メンバーになる)チャンスがある。みんなで競い合って練習していけば、絶対また日本一になれる」とエールを送った。果たして柳川が再び頂点に立つ日はいつか?
◇3回戦
柳川(福岡)3-2 東山(京都)
◇準々決勝
柳川(福岡)0-3 名古屋(愛知)
日程
団体戦 3月21日~25日
個人戦 3月22日~23日(予選)
3月24日~26日(本戦)
会場は博多の森テニス競技場、春日公園テニスコート
※天候等により日程が変わる場合があります。(©スマッシュ)
※写真は試合後の柳川チーム
(©スマッシュ)