団体戦女子は混戦が予想される。その中でも1年生が主力を務める早稲田実業(東京)には注目だ。昨年のジャパンオープンJr.で4位に入った齊藤唯に加え、神鳥舞と松田望愛がおり、シングルス3本が揃っている。まだ団体戦で全国優勝を経験していないため…

 団体戦女子は混戦が予想される。その中でも1年生が主力を務める早稲田実業(東京)には注目だ。昨年のジャパンオープンJr.で4位に入った齊藤唯に加え、神鳥舞と松田望愛がおり、シングルス3本が揃っている。まだ団体戦で全国優勝を経験していないため、今大会で初の全国制覇を狙っている。

 経験の面では昨年の優勝経験者が多数残る、相生学院(兵庫)が有利だろう。昨年のインターハイ個人戦でベスト4入りした伊藤さつき、中島美夢がチームを牽引し、2連覇を目指す。

 全国選抜高校テニスでは優勝2回、準優勝4回という強さを誇る仁愛女子(福井)。ライバル校である松商学園(長野)を北信越地区で倒して優勝し、勢いに乗っている。

 その他では、東海地区を制した愛知啓成(愛知)、関東2位で昨年ベスト4の白鵬女子(神奈川)、今年の全豪オープンJr.でダブルス本戦出場を果たした西郷里奈が率いる秀明八千代(千葉)、昨年のインターハイ優勝の四日市商業(三重)、中国地区を制した野田学園(山口)も優勝戦線に絡んできそうだ。

 選考委員会枠として、三重県の津商業、大分県の福徳学院が出場する。全国大会でプレーする彼らの姿にも注目しよう。

 各高校のシングルス1が、団体戦で負けた翌日から参加する変則スタイルの個人戦。女子では名前を挙げた選手に加えて、昨年のインターハイベスト4の阿部宏美(愛知啓成)、押川千夏(仁愛女子)、小林ほの香(湘南工大附属)、清水柚香(京都外大西)、吉岡希紗(四日市商業)らが大会を盛り上げそうだ。

団体戦 3月21日~25日

個人戦 3月22日~23日(予選)

    3月24日~26日(本戦)

会場は博多の森テニスコート、春日公園テニスコート (スマッシュ)

※写真01昨年アベック優勝を達成した相生学院高校

写真02出場選手が全員集合する開会式

(©スマッシュ)