ロジャー・フェデラー(スイス)は3月15日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の4回戦で、ジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦した…

ロジャー・フェデラー(スイス)は3月15日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の4回戦で、ジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦した。スコアは7-5、6-4、試合時間は1時間22分だった。

フェデラーは36歳の現在でも依然として押しも押されもせぬスーパースターだが、最年長世界1位の記録を塗り替えたほか、バックハンドの隙もなくなるなど、さらなる進化も遂げており今大会では堂々の第1シードだ。

一方のシャルディは、攻撃的なフォアハンドと強力なサービスを軸に、パワープレーでどんどん攻め立てるスタイルのランキング100位の選手だ。今大会では、ノーシードから勝ち上がってきている。

試合は落ち着いた形でスタート。フェデラーとシャルディはともに、自身のサービスゲームのキープを続け、セットの行方を分ける中盤から終盤に入る5-5までそのまま推移した。

シャルディのサービスゲームとなった、第11ゲームで、フェデラーは30-40とブレークポイントを掴んだものの、ブレークにつながらず、デュース。自らのミスでアドバンテージを握られると、いらつく姿も見せた。

しかし、フェデラーは、シャルディのミスからデュースに戻すと、ストロークの打ち合いで、相手のミスヒットでブレークポイント。シャルディはここでダブルフォルトし、ブレークを献上してしまう形となった。フェデラーはこのリードを守り、そのまま1セット目を7-5で取得した。

第2セットもフェデラー、シャルディは中盤までともにサービスをキープし続けて推移した。その中で、フェデラーは、9ゲーム目のリターンで、シャルディのダブルフォルトのほか、フレームにあたったリターンがエースとなるラッキーなポイントも重なりブレークポイントをとった。

フェデラーはいったんはデュースにもちこまれたものの、コードボールがシャルディのコートぎりぎりに入ってポイントを取る幸運にも恵まれ、ブレークに成功。続くサービスゲームを自身のものにし、フェデラーの6-4での勝利が決定した。

フェデラーは続く準々決勝で、チョン・ヒョン(韓国)と対戦する予定。「全豪オープン」の準決勝の1試合と同じ対戦カードとなるが、前回はチョンが途中棄権していたが、国と大会を変えて再戦する格好だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はシャルディとの対戦でサーブを放つロジャー・フェデラー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)