「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が昨年の「全豪オープン」以来の復帰戦で勝利し、2回戦への進出を決めた。対戦相手となったのは、ザリナ・ディアス(カザ…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)で、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が昨年の「全豪オープン」以来の復帰戦で勝利し、2回戦への進出を決めた。対戦相手となったのは、ザリナ・ディアス(カザフスタン)でスコアは7-5、6-3、試合時間は1時間32分だった。

セレナは、23度のグランドスラムの優勝経験を持つ一方で、昨年の「全豪オープン」以来、ツアーを離脱していた。産休やその後の健康問題から1年以上にわたって公式戦に出場していなかったものの、今回復帰を果たした。

一方のディアスは、完成度の高いストロークを中心としたプレーをし、組み立てとパワーの両面で勝負できる特徴を持つ。現在のランキング順位は53位だ。◇   ◇   ◇

第1セットは両選手ともに、相手にはなかなか主導権を渡さない均衡の取れた形で推移。第1ゲームからセレナ、ディアスともに自身のサービスゲームをキープし続ける動きとなった。

ゲームが動いたのは、第1セットの終盤。5-5で迎えた第11ゲームで、セレナが今回の試合で初めてのブレークをし、第1セット奪取に王手をかけた。

サービング・フォー・ザ・セットとなったところで、セレナはディアスを封じ込め、第1セットを先取した。

第2セットには、巻き返したいディアスと、セレナの双方がブレークしあう展開となった。両選手とも自身のこのセット最初のサービスはキープしたものの、その後はブレーク合戦を繰り広げた。

第3ゲームから第7ゲームまでは、お互いにブレークを続ける形で推移し、セレナが1ブレークアップのリードを確保。第8ゲームの自身のサービスゲームをキープすると、セレナが、さらにディアスをブレークして、勝利を決定付けた。

セレナは2回戦で、キキ・バーテンズ(オランダ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はディアスとの試合後にコートを去ろうとするセレナ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)