「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)とマルコス・バグダティス(キプロス)が対戦。第3セットを5-7…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月8~18日/ハードコート)の1回戦で西岡良仁(日本/ミキハウス)とマルコス・バグダティス(キプロス)が対戦。第3セットを5-7で取られ、5-7、6-3、5-7で1回戦敗退となった。試合時間は2時間13分。

第3セット、先にチャンスをつかんだのは西岡。第4ゲームで40-15とチャンスとすると、長いラリーの末にネットに出てクロスへのバックハンドが決まり、先にリードすることに成功する。第5ゲームでブレークバックされるが、続く第6ゲームでブレークしかえし、再びリードを作る。

第7ゲーム、30-40とリードされた状況で長いラリーが続く。しびれを切らしたバグダティスがネット際にドロップショットを放つが、猛ダッシュした西岡が追いつきリターン。それを今度はバグダティスが大きくロブで返すと、西岡はさらにダッシュで打ち返す。このショットが惜しくもアウトとなり、ブレークバックされてしまったが、白熱したやり取りに会場からは大きな歓声が巻き起こった。

そして土壇場の第9ゲームでバグダティスにブレークされてしまい、続く第10ゲームがバグダティスのサービング・フォー・ザ・マッチとなってしまった。しかし西岡が執念のプレーを見せてここをブレーク、最後の最後でゲームカウント5-5と持ち直した。

しかし、次の第11ゲームで再びバグダティスにブレークされ、西岡は窮地に立たされる。そして第12ゲーム、西岡はスタミナが切れたのかミスが目立ち、0-40とマッチポイントを握られると、最後はショットがサイドラインを割り、ラブゲームで第3セットを取られてしまった。

第2セットを取り返した西岡だったが、残念ながら逆転勝利とはならなかった。(テニスデイリー編集部)

※写真は1回戦敗退となった西岡良仁(「全豪オープン」のときのもの)

(Photo by XIN LI/Getty Images)