「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/本戦3月8~3月18日/ハードコート)の男子シングルスのドローが3月7日、公開された。昨年の同大会で優勝し、最年長1位のロジャー・…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/本戦3月8~3月18日/ハードコート)の男子シングルスのドローが3月7日、公開された。昨年の同大会で優勝し、最年長1位のロジャー・フェデラー(スイス)が第1シードで連覇を狙うほか、5度の優勝を成し遂げているノバク・ジョコビッチ(セルビア)が復活を図る。

今回の大会は2018年に入ってから初めてのマスターズ1000の大会で、1月のグランドスラム「全豪オープン」に続く大きな大会で、好カードも多くなりそうだ。

その中で、フェデラーは昨年のタイトル獲得のほかに、2004年から2006年の3年と、2012年にも優勝しており、ジョコビッチと同じく5回の優勝経験があり、今大会でも活躍を期待されている。

また、トーナメント表では、同選手は2回戦からの登場となり、ライアン・ハリソン(アメリカ)とフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)の対戦の勝者と対戦する予定だ。

さらに、フェデラーとほかのシード選手が順当に勝ち進めば、準々決勝でドミニク・ティーム(オーストリア)と、準決勝ではグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と、決勝戦ではマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する予定だ。

一方で、ジョコビッチは今大会では第10シードで出場する予定で、フェデラーと同様に2回戦からの登場する見通しだ。2回戦で同選手は、予選通過選手同士の1回戦の勝者と対戦し、順当に勝てば、3回戦で錦織圭(日本/日清食品)と対戦する見通しだ。

ほかにも、ジョコビッチは、順当に勝ちあがれば、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と4回戦で、チリッチと準々決勝で、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と準決勝で対戦することになり、いずれの対戦カードも見所になりそうだ。

ただ、いわゆるビッグ4では、ラファエル・ナダル(スペイン)と、アンディ・マレー(イギリス)の名前は、ドロー表になく、復帰を待たなければならない側面もある。

一方で、注目の若手選手としては、チョン・ヒョン(韓国)が第23シードで出場する予定で、第12シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)や、ティームと今大会でも対戦するかもしれない。

ほかにも、デニス・シャポバロフ(カナダ)は、シード選手にはなっていないものの、1回戦の相手には予選通過者を予定。さらに勝ち進み、パブロ・クエバス(ウルグアイ)を2回戦で、ティームを3回戦で破れば上位への進出の道も開けるだけに、シャポバロフのプレーにも注目が集まりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年のマスターズ1000 インディアンウェルズのドロー公表式の様子

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)