(PR:KDDI) 2018年シーズンが開幕したボルダリング。今日本代表の次世代のエースが注目を集めている。それがTEAM au の楢﨑明智(18)。身長186cm、長身を生かした長い手足を武器に2017年の世界ユース選手権の複合種目で優…

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2018年シーズンが開幕したボルダリング。今日本代表の次世代のエースが注目を集めている。それがTEAM au の楢﨑明智(18)。身長186cm、長身を生かした長い手足を武器に2017年の世界ユース選手権の複合種目で優勝。さらにW杯ヴェイル大会では、並み居る強豪を押しのけ2位と自身初のW杯表彰台に登った。

楢﨑と聞いてピンとくる方もいるだろう。そう明智の兄は、2016年ボルダリングの世界選手権で日本人初の優勝を成し遂げたTEAM au 楢﨑智亜(21)だ。世界王者に上り詰めた兄も、弟には戦々恐々としている。「成長が驚異的だなと思います。現時点の成績で言ったら勝っていますけど、今後は確実にライバルになると思う」。

世界王者も舌を巻く成長スピード。その陰にはやはり兄が関わっていた。「幼稚園児のころから小学生の智くん(兄の智亜)に付いて回っていた。走り回ったり、高い所から飛び降りるのが好きで、運動神経がいい智くんについていけず、ケガをよくしていましたね」。幼少期から兄を追いかけ続けたことで、自然と身体能力が伸びていったそうだ。

クライミングを始めてからも、兄の存在はやはり大きかった。「普段の練習でトップ選手と登るとプレッシャーを感じるのですけど、智くんと一緒に登っていると伸び伸びと登ることができてきた」。世界王者の登りを近くで感じることが成長を後押ししていたのだ。一方の智亜も弟の存在が大きいと語る。「昔はサボりぐせがあって真面目さが足りなかった。弟がひたすらトレーニングして追い抜いて、だからこそ僕もトレーニングして追い越して。2人だと楽しく追い込めるので、そこはいいですね」。

切磋琢磨しお互いを高めてきた楢﨑兄弟。兄の智亜が一気に世界の頂点に駆け上がったが、明智も負けてはいない。2018年2月10日時点、クライミングのスピード種目で日本ランク2位の智亜を抑え、トップに立っているのだ。次世代のエースは確実に世界王者に迫ってきている。

智亜「僕は結構期待しているので、プレッシャーに感じている部分もあるのかなと思うんですけど、そうやってプレッシャーをかけつつも順調に育ってきているので、これから先が楽しみです」
明智「智くんは兄なのでプレッシャーは感じないですね。逆にプレッシャーを感じなさすぎてダメって言われることもあるのですけど、のびのびとやりすぎて。早くライバルとして見られるように強くなりたい。いや、すぐに抜かしますよ」。

近い将来、楢﨑兄弟が表彰台を独占する大会も出てくるのではないだろうか。ダブル表彰台の可能性を2人に聞いてみると、心地よい掛け合いで答えてくれた。

明智「智くんがしくじらなければ」
智亜「お前がな!」

■楢﨑明智(ならさき・めいち)
1999年5月13日生 身長186cm
栃木県出身 TEAM au 所属

世界ユース選手権インスブルック2017(コンバインド) 優勝
W杯2017 ヴェイル大会 2位 ボルダリング 全日本ユース選手権2017 優勝

■TEAM au
TEAM au は、日本におけるスポーツクライミングを、子どもから大人まで多くの人が楽しめるメジャーなスポーツとして発展・普及させるべく結成されました。チームメンバーは、すでに国内外の大会で輝かしい実績を残し、世界の頂点をねらう実力派クライマーで構成されています。2016年8月、TEAM auは、文字通り“壁を越える”為の最初の一歩を踏み出しました。今後は、クライミングを愛する全ての人とともに、様々な活動を通じて日本のスポーツクライミングシーンを牽引し、盛り上げていきます。