「BNPパリバ・オープン」の女子シングルスのドローが3月6日、明らかになり、大坂なおみ(日本/日清食品)とマリア・シャラポワ(ロシア)の対戦を1回戦から見られそうだ。大坂は、200キロを超える速さのビッグサーブと力強いストロークを武器として…

「BNPパリバ・オープン」の女子シングルスのドローが3月6日、明らかになり、大坂なおみ(日本/日清食品)とマリア・シャラポワ(ロシア)の対戦を1回戦から見られそうだ。

大坂は、200キロを超える速さのビッグサーブと力強いストロークを武器としており、3月5日時点でのランキングは44位につけている。同選手は現在までにシャラポワと対戦しておらず、両選手にとって今回が初の公式戦となる。

一方のシャラポワは、長く女子テニスのアイコン的存在として、第一線を走り続けてきたロシア史上初の女子No.1プレーヤーで、ランキングでは現在41位に入っている。

両選手とも、今大会ではノーシードでの出場となっているものの、大坂がアンジェリック・ケルバー(ドイツ)やビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を破ったこともある、実力をつけてきている若手である一方で、シャラポワはグランドスラムそれぞれでの優勝経験を持つビッグネームであるだけに、注目のカードだといえそうだ。

大坂は今大会でのシャラポワとの1回戦を勝てば、2回戦では第31シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)と、さらに勝ち進んでも順当にシード上位の選手が勝ちあがってくれば、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)との対戦も見込まれる。

大坂にとっては、いずれの選手と対戦しても、ランキングでは格上で、定評のある相手で実現すればこちらも注目の組み合わせになりそうだ。

ほかにも、今大会ではセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が出場を予定しており、トーナメント表にも名を並べている。同選手は1回戦でザリナ・ディアス(カザフスタン)との試合を予定している。

さらに、セレナが勝ち進み、シード選手も順当に勝ちあがれば、3回戦でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)とあたることになり、ウイリアムズ姉妹対決が再び実現する可能性もある。

そのほかのランキング上位選手同士では、シモナ・ハレプ(ルーマニア)対エレナ・オスタペンコ(ラトビア)、ムグルッサ対カロリーナ・プリスコバ(チェコ)が、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)対カロリーヌ・ガルシア(フランス)、そしてエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)対ビーナスのカードがそれぞれ準々決勝で実現する可能性が見込まれる。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「BNPパリバオープン」でプレーする大坂なおみ

(Photo by George Walker/Icon Sportswire via Getty Images)