「男子テニスATPワールドツアー500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月26日~3月3日/ハードコート)大会2日目、錦織圭(日本/日清食品)は1回戦で、次世代エース候補として注目されているデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦。7-6…

「男子テニスATPワールドツアー500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月26日~3月3日/ハードコート)大会2日目、錦織圭(日本/日清食品)は1回戦で、次世代エース候補として注目されているデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦。7-6(3)、3-6、1-6で錦織が敗れ、2回戦進出はならなかった。試合時間は2時間17分。

第2セットは3-6で落としセットカウントイーブンとなった錦織、勝負の最終セットは序盤やや苦しい展開に。第2ゲーム、ややミスが目立つ錦織に対して、強烈な片手バックハンドのダウン・ザ・ラインを繰り出してくるシャポバロフ。第2セット終盤に続き錦織は2回連続でのサービスブレークを許してしまう。フラストレーションが溜まっている様子の錦織は、ラケットを投げてしまい主審からウォーニング(コート上での行動におけるルール違反で、警告)を受けた。

サービスは安定せず巻き返しの隙が見られるシャポバロフだったが、錦織のブレークチャンスになると締め直してなかなかブレークを許さない。ゲームカウント錦織の1-4となった第6ゲーム、さらに錦織はダブルフォルトから0-40となり、もう1ゲームブレークを許してしまう。

そのままブレークバックはならず、錦織は残念ながら1回戦敗退となった。

第2セット途中から、時折脇腹をおさえる仕草を見せていた錦織。試合前のインタビューで「ブランクがあるので、どうしても身体のどこかが痛くなるのは仕方ない」と話していたという事だが、焦らず少しずつ復調を目指してもらいたい。今後も錦織らしいプレーが戻ってくる事を、長い目を持って待っていたい。

勝ったシャポバロフの2回戦の相手は、この後試合が行われるドミニク・ティーム(オーストリア)対キャメロン・ノリー(イギリス)の勝者となる。(テニスデイリー編集部)※写真は「ニューヨーク・オープン」出場時の錦織圭

(Photo by Rich Graessle/Icon Sportswire via Getty Images)