有明コロシアム・有明テニスの森公園で開催中の「BNPパリバ ワールドチームカップ 車いすテニス世界国別選手権」。日本チーム男子は28日、フランスとの決勝戦を行った。

 

土曜の晴れ空の下という好条件もあって、試合開始前から会場には多くの観衆が詰めかけ日本チームを後押しする。大きな歓声の中、第1試合のシングルス1には眞田卓選手が登場。眞田は持ち前のパワーショットを左右に打ち分けて随所に見せ場を作るが、どのゲームもいま一歩及ばない。世界ランク3位につけるフランスのペイファー選手の正確で重いショットが眞田のコートに襲い掛かり、第1セット・第2セット共にゲームカウント1-6。世界ランク9位につける眞田だが、上位ランカーとの対決は一方的な展開となり、ストレート負けを喫した。

 

後がなくなった日本は、第2試合のシングルス2にエースの国枝慎吾選手を送り出す。現在世界ランク1位に立つステファン・ウデ選手との新旧世界ランク1位対決は序盤から白熱。第1ゲームを幸先よく制した国枝は、その後3ゲームを連取されて劣勢に立たされたものの、第5ゲームで長いラリーを制し、ここから流れに乗って逆に3ゲームを連取。ゲームカウント4-3とリードした。

 

続く第8ゲームが転機になった。デュースにもつれこんだこのゲームは、国枝が一度はサービスエースでアドバンテージを奪ったものの、直後にウデも強烈なリターンで応戦。デュースに次ぐデュースの末に、最後はウデが粘り勝った。これが決定打になって第1セットは4-6でウデ。いよいよ日本は追い詰められた。

第2セットは、序盤から国枝が右ひじを気にする仕草が目立つようになり、その頻度に比例するようにミスの数が増えていく。国枝はあらゆる角度にあらゆる強さのショットを打ち分け、さすが世界トップクラスというプレーを何度も見せたが、勝負どころでのアウトやネットが響きゲームを失っていった。結局、このセットを2-6で失った国枝は、セットカウント0-2で敗戦。これにより、フランスが2年ぶり7度目の優勝を決めた。

 

6日間に及んだ大会は、この試合で全日程を終了。日本は男子が準優勝、女子が3位、クアード3位、ジュニア7位という結果に終わった。

 

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