第1シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が土曜日、ノーシードのダリア・カサキナ(ロシア)に6-4、6-0で勝利し、「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」のタイトルを獲得した。23才のスビトリーナにとって、これが11個目のシングルス…

第1シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が土曜日、ノーシードのダリア・カサキナ(ロシア)に6-4、6-0で勝利し、「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」のタイトルを獲得した。

23才のスビトリーナにとって、これが11個目のシングルスタイトルとなった。2017年にはツアーレベルで5大会を制し、今年初めにはそのリストに「ブリスベン国際」を加えていた。世界ランキング4位のスビトリーナは、今年の成績を14勝2敗とした。

カサキナは、2回戦で第7シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を相手に2回のマッチポイントを、準決勝で第2シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を相手に3回のマッチポイントをセーブし、両者を破った。

しかしスビトリーナは、この70分の試合で、第4ゲームでの走りながらのショットやクロス、第7ゲームでのフォアハンドのダウンザラインを含め、カサキナに対して手強いプレーを見せた。

「今週を通してパフォーマンスに非常に満足している。いいプレーをしなければならない時にいいプレーができた。重要な瞬間によくできた。サーブもよかったしリターンもよく、多くのボールを取り戻した...たぶん驚くほどよいテニスではなかったけれど、かなり堅実だった。それで十分だった」とスビトリーナは語った。

スビトリーナは、2003年・2004年に連覇したジュスティーヌ・エナン(ベルギー)、2009年・2010年のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)に続き、タイトル連覇に成功した大会史上3人目の選手となった。

「私の名前が彼女たちと一緒になるのは、すばらしい気持ち」とスビトリーナは言った。「本当にモチベーションを与えてくれた」

スビトリーナは第1セットの第5ゲームで極めて重要なブレークに成功し、第2セットでブレークを3回決め、5-0として素早く優勢を確実にした。

この試合までで、カサキナはコートで計545分を費やした一方、スビトリーナは1回戦の不戦勝の恩恵もあり297分だった。しかし、カサキナは決勝でのさえないパフォーマンスの原因を疲れのせいにはしなかった。

「たまたまこういうことになった。それでいい。トップ選手なら、不戦勝になって1回戦を通過する。そういうこと」とカサキナは言った。「厳しかった。エリナはこの決勝で一番厳しい相手だったと思う」

敗戦にもかかわらず、この大会における活躍で、20才のカサキナは月曜日に発表される世界ランキングで上位20位以内に入ることになる。

スビトリーナは、シングルスでの2つ目のタイトル獲得を目指していたカサキナに対し、過去2戦でいずれも勝利していた。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は連覇を達成したスビトリーナ

(AP Photo/Kamran Jebreili)