「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月19日~24日/ハード)の大会初日に、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)は、20歳のダリア・カサキナ(ロシア)との1回戦で敗退した。カウントは5-7、4-6、試合…

「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月19日~24日/ハード)の大会初日に、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)は、20歳のダリア・カサキナ(ロシア)との1回戦で敗退した。カウントは5-7、4-6、試合時間は1時間56分だった。

ラドバンスカは、コントロール能力が高く、オープンコートにボールを散らし、確実にポイントを取っていくプレーヤーで、ビッグショットを持たなくとも勝ち上がっていく姿を見せてきた。ランキングでは、2月19日付けで31位につけており、2012年には「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で優勝した経緯もある。

一方のカサキナは、現在20歳と若手選手の一人で、ランキングでは2月19日付けで24位につけており、20位台と30位台の比較的に近いランキングでの対戦となった。◇   ◇   ◇

試合の冒頭は、均衡の取れた形となった。ラドバンスカはオープンコートをつくストロークからネットに出ると、絶妙のドロップショットでポイントを奪う一方で、カサキナが力のあるフォアのストロークで打ち込みポイントを取るなど、双方とも引かない展開で、それぞれサービスをキープした。

その後は、カサキナが5ゲーム目で試合を動かした。30-0とラドバンスカがリードしたものの、カサキナが深いストロークでバックサイドに浮いたチャンスボールを、ラドバンスカに打たせると、逆クロスに叩き込みエースにするなど、ポイントを重ねた。

さらに、ラドバンスカがネットミスでブレークポイントとなると、カサキナがネットにつこうとしたラドバンスカの脇を抜くウィナーを放ってブレークに成功。3-2の1ブレークアップのリードとした。

他方で、1セット目は終盤までもつれる展開となった。ラドバンスカが8ゲーム目にブレークバックして、イーブンに戻すと、カサキナもすかさずブレークバック。結局4ゲーム連続で、お互いにブレークし合ったものの、ラドバンスカは12ゲーム目でカサキナにキープを許し、追いすがったものの1セット目を落とす結果となった。

ラドバンスカは2セット目でもブレークしはするものの、リードするまでには至らなかった。1、3ゲーム目のサービス失って2ブレークダウンとなってから、同選手は、カサキナのサービスを4、6ゲーム目でブレークし、カウントをイーブンに戻した。

しかし、7ゲーム目で、自身のサービスを失うとラドバンスカは、続くゲームをブレークするものの、再びサービスゲームを落としてしまい、ブレークしなければ敗戦となる10ゲーム目のリターンに入った。

対するカサキナはサービング・フォー・ザ・マッチとなったサービスゲームで、デュースに持ち込まれたものの、なんとかキープ。試合を締めくくった。

カサキナは2回戦で、ジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「シドニー国際」でプレーするアグネツカ・ラドバンスカ

(Photo by Steve Christo - Corbis/Corbis via Getty Images)