いよいよ今シーズンも始まったチャンピオンズリーグ・ラウンド16。マンチェスター・シティとリバプールが大勝し、レアル…

 いよいよ今シーズンも始まったチャンピオンズリーグ・ラウンド16。マンチェスター・シティとリバプールが大勝し、レアル・マドリードがパリ・サンジェルマン相手に勝利した先週に続き、日本時間の2月21日早朝には、チェルシーvsバルセロナが予定されている。

 2000年代以降のチャンピオンズリーグで、何度も熱戦を繰り広げてきたライバルが、2011-12シーズン以来の対戦を迎える注目の一戦だ。今回も激戦が予想されるこのカードを楽しみにしているファンも多いだろう。



渋谷の楽天カフェに展示されている、バルセロナの歴代ユニフォーム

 そんな中、バルセロナのサポーターにとって興味深いイベントが日本でも開催されている。東京・渋谷の楽天カフェ渋谷の3階、FCバルセロナフロアで、1980-81シーズンから2013-14シーズンにかけて同クラブの選手が実際に着用した歴代ユニフォーム48着を展示する、『FCバルセロナ ユニフォームコレクション』(1月19日~3月31日)が行なわれているのだ。

 この展示は『FC Barcelona Museum』監修のもと、バルセロナの熱狂的なファンで世界有数のユニフォームコレクターでもあるアゲシラオス・パパドポロス氏が所有するユニフォームの中から、選りすぐりの48着を借用して実現した。

 1月に開かれたイベントでは、コレクターらしく様々な数字や記録を鮮明に覚えているパパドポロス氏が、特に気に入っているシャツを当時の思い出やクラブの状況とともに紹介。「エリック・アビダルにはスタジアムの駐車場で直接ユニフォームにサインをしてもらった」など、サポーターが羨ましくなるような話も聞かせてくれた。

 ストイチコフ、フィーゴ、コクー、セルジ、クライファート、オーフェルマルス、シャビ、ルイス・ガルシア、そしてメッシ……。壁のガラスケースに並んだシャツの背番号の上には、バルサの歴史を彩ってきたスター選手たちの名前がある。また、背中に番号だけがプリントされた時代を感じさせるものもある。

 そのうちのひとつ、1992-93シーズンの3番(サプライヤーはカッパ)は現在マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラが現役時代にまとっていたものだ。



1992-93シーズンにジョゼップ・グアルディオラが着ていたユニフォーム

 当時のバルサは、ヨハン・クライフ監督のもと前のシーズンにヨーロピアンカップ(チャンピオンズリーグの前身)を初めて制し、ドリームチームと呼ばれていた。翌シーズンは欧州でこそ早期敗退したものの、リーガでは3連覇を達成。そのチームの中盤でオーガナイザー役を担っていたのが、グアルディオラだった。

 メッシの名前の下に10番ではなく、19番がプリントされているのは2007-08シーズンのホームユニフォーム(サプライヤーはナイキ)だ。デビュー当初は30番で、2005-06シーズンからこのシーズンまで19番をつけていた。



2007-08シーズンのメッシのユニフォーム

 フランク・ライカールト監督が統率した当時のバルサには、ロナウジーニョ、サミュエル・エトー、ティエリ・アンリなど、絢爛(けんらん)豪華なアタッカーが揃っていたが、20歳のメッシも存在感を増し、リーガの序盤戦では4試合連続ゴールを記録。ただし、たびたび負傷にも見舞われ、最終的にはリーガ28試合で10得点に終わっている。まだ体ができていなかった頃とはいえ、その後の9シーズンは平均してリーグ戦35得点以上を記録していることを考えれば、隔世の感がある。

 バルセロナのユニフォームの変遷とともに、クラブの歴史を知ることができるこの展示会。古くからのファンも新しいサポーターも、バルセロナが好きな人は間違いなく楽しめるはずだ。

 果たして今季のユニフォームは、どんな成功に浴すことになるのだろうか。まずはチェルシーとのラウンド16がその試金石となる。歴史はこれからも紡がれていく。