ATP(男子プロテニス協会)は2月19日、最新の世界ランキングを公表した。ロジャー・フェデラー(スイス)が5年4ヶ月ぶりに1位に返り咲き、最年長1位の記録を更新した。また、ATPツアーレベルに復帰した錦織圭(日本/日清食品)が1つ順位を上げ…

ATP(男子プロテニス協会)は2月19日、最新の世界ランキングを公表した。ロジャー・フェデラー(スイス)が5年4ヶ月ぶりに1位に返り咲き、最年長1位の記録を更新した。また、ATPツアーレベルに復帰した錦織圭(日本/日清食品)が1つ順位を上げた。

今週のランキングでは、やはり、フェデラーの最年長1位の記録更新が最も大きなランキング変動のニュースだと言えそうだ。

同選手はオランダのロッテルダムで開催された「ABN AMRO ワールド・テニス」の決勝戦で、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に6-2、6-2で勝利を収めて優勝。2012年10月以来の1位に返り咲くとともに、アンドレ・アガシ(アメリカ)がもっていた33歳133日の最年長1位の記録を更新した。

前週のランキングで1位だったラファエル・ナダル(スペイン)は、「全豪オープン」でのマリン・チリッチ(クロアチア)との準々決勝で、第5セットの途中で棄権。現在は回復に努めており、ポイントを獲得していない。その間にフェデラーが1位を奪取した形だ。

なお、ナダルは2月26日から開催されるメキシコのアカプルコでの大会で復帰する見通しだ。

錦織は、ATP250の「ニューヨーク・オープン」に出場し、ツアーへの復帰を果たした。同大会では、第1シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)と準決勝で対戦し、1-6、6-3、6(4)-7で惜しくも敗戦となったが、ランキングで1つ順位を上げた。

もう一人の日本人の注目選手である杉田祐一(日本/三菱電機)の順位に変動はなく、41位だった。その他の上位選手のランキングは下の通りだ。◇   ◇   ◇

【2月19日付最新ATPランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(2)ロジャー・フェデラー(スイス) 10,105

2.(1)ラファエル・ナダル(スペイン) 9,760

3.(3)マリン・チリッチ(クロアチア)  4,960

4.(5)グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 4,635

5.(4)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4,450

6.(6)ドミニク・ティーム(オーストリア) 4,220

7.(7)ダビド・ゴファン(ベルギー) 3,280

8.(8)ジャック・ソック(アメリカ) 2,880

9.(11)ケビン・アンダーソン(南アフリカ)  2,825

10.(9)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 2,815

11.(10)パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン) 2,660

12.(12)サム・クエリー(アメリカ) 2,595

13.(13)スタン・ワウリンカ(スイス) 2,475

14.(14)ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 2,470

15.(15)ニック・キリオス(オーストラリア) 2,395

16.(16)ルカ・プイユ(フランス) 2,335

17.(17)トマーシュ・ベルディヒ(チェコ) 2,230

18.(18)ジョン・イズナー(アメリカ) 2,205

19.(20)アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン) 1,985

20.(21)アンディ・マレー(イギリス) 1,960

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26.(27)錦織圭(日本/日清食品) 1,595

41.(41)杉田祐一(日本/三菱電機) 1,235(テニスデイリー編集部)

※写真は「ABN AMRO ワールド・テニス」で優勝し最年長1位の記録を更新したフェデラー

(Photo by Jan Kok/Soccrates/Getty Images)