グランドスラムを20回制覇しているロジャー・フェデラー(スイス)は15日、「ABN AMRO ワールド・テニス」(オランダ・ロッテルダム/2月12~18日/ハード)でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)相手に、かつての多くの対戦と同様に…

グランドスラムを20回制覇しているロジャー・フェデラー(スイス)は15日、「ABN AMRO ワールド・テニス」(オランダ・ロッテルダム/2月12~18日/ハード)でフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)相手に、かつての多くの対戦と同様に、13本のウィナーを決め、7-6(8)、7-5で勝利した。

ロッテルダムで開催中のこのインドア・トーナメントであと1勝すれば、36歳のフェデラーが長年のライバルでもある世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)を上回ることが確定する。

また、アンドレ・アガシ(アメリカ)がもつ33歳133日の記録を抜いて男子の最高齢のナンバー1プレーヤーとなる。

「今夜は本当に難しい試合でした」とフェデラーは話し、さらに「自分のプレーの幅やリズムが見つけられませんでした。フィリップは私に対してそれができていたと思います。難しい戦いでした。今日の試合ではスコアが拮抗しているときに自分のショットが出せず、本当に戦っているようでした。最後は本当にほっとしました」とした。

2005年と2012年に「ABN AMRO ワールド・テニス」で優勝しているフェデラーだが、次の試合では、タロン・グリークスプア(オランダ)との同胞対決を6-4、6-0で制し、地元オランダの期待を背負うロビン・ハッサ(オランダ)と対戦する。

なお、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、アンドレアス・セッピ(イタリア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)も準々決勝に進出している。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」のトロフィーとフェデラー

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)