「カタール・トータル・オープン」(カタール・ドーハ/2月12~17日/ハード)でマディソン・キーズ(アメリカ)は2月13日、ワン・チャン(中国)に2-0で快勝し、1回戦を突破した。結果は番付どおりで、キーズの危なげないスタートとなった格好だ…

「カタール・トータル・オープン」(カタール・ドーハ/2月12~17日/ハード)でマディソン・キーズ(アメリカ)は2月13日、ワン・チャン(中国)に2-0で快勝し、1回戦を突破した。結果は番付どおりで、キーズの危なげないスタートとなった格好だ。カウントは6-1、6-4、試合時間は55分だった。

キーズは、2月12日付けのランキングで14位で、速いサービスが武器の攻撃的プレーヤー。同選手は昨年の「全米オープン」で、スローン・スティーブンス(アメリカ)に惜しくも敗れたものの、決勝に進出する準優勝の結果を出しており、次代の女王候補といわれることもある。◇   ◇   ◇

ゲームでは、キーズが、ランキングの格付けどおり、リードして展開した。特に第1セットでは、出だしから同選手がリードを広げていった。

キーズはワンの最初のサービスゲームとなった2ゲーム目をブレークして、1ブレークアップのリードを築くと、さらにリードを広げにかかる。

ワンが2度目のサービスゲームとなった4ゲーム目もキープしきれない一方で、キーズは5ゲーム目をラブゲームで難なくとると、5ゲーム連取とした。結局、キーズが1セット目を18分というきわめて短い時間で終わらせるなど、力強さをみせた。

第2セットに入ると一転して、両者キープを続ける展開に変わり、ワンが3-2から動きを見せた。キーズのサービスをブレークして、4-2の1ブレークアップリードとした。

しかしキーズは続く第7ゲームでラリーからのオープンコートになったストレートへの強打や、リターンをフォアサイドへのアングルへ打ち込むなど優位にゲームを運ぶと、15-40の2ブレークポイントを握った。

ワンがサービスウィナーで1ポイントを挽回したものの、キープしきれず、キーズがすぐさまブレークバックして、2セット目のカウントをイーブンに戻した。

さらにキーズは攻勢を緩めずに9ゲーム目を連続ブレークとすると、サービング・フォー・ザ・セットとなった自身のサービスゲームを無難に獲得して、勝利を決めた。

キーズは2回戦でキャサリン・ベリス(アメリカ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのマディソン・キーズ

(AP Photo/Dita Alangkara)